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2009/11/28(土) ロス・トーマスの受難

日常
Yahoo!オークションにて。

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あんさつのジャムセッション」とか「ウーとデュラントのおおばくち」のようなタイトルだったら、それらしくなりますね。

2009/11/27(金) 蔵書仕分け

日常
日々報じられる事業仕分けの様子を見ながら連想しているのが、手元の本の整理である。

本というものはいつの間にか増殖しているもので、居住空間の維持のためにもどこかで削減しなくてはならない。これはきっと再読するから残しておこうとか、この作家のものはもういいや処分してしまえとか、この作家の本が入手難になることは当面なさそうだから手放してよかろうとか、日々ひとり行政刷新会議を続けている。

事実上凍結されたはずのスーパーコンピュータ開発予算が科学者からの抗議によって「見直し」となったように、いったん処分すると決めた本を、逡巡したあげく「やっぱり……」と本棚に戻してしまうこともある。私は誰かに抗議される前に方針転換しているので、これに関しては鳩山政権に勝ったと称しても差し支えないだろう。

ただし、勝っても部屋はなかなか片づかない。あちらの事業仕分けの対象が、騒いでいるわりには予算全体に占める比率がきわめて小さいのと同じように、私が整理できたのも氷山の一角に過ぎない。改革への道のりは遠い。

2009/11/21(土) OB会

日常
慶応推理研OB会。

なんだか学生の人数が多いのでびっくりした。ここ1~2年は「バブル」だそうで現役学生の人数も多いらしい。OB参加者も例年より少なく、若者の多い見慣れない風景だった。

現役の人と話していて今更ながらに実感したのが年代の差。
私がミステリを本格的*1に読むようになったのは綾辻行人がデビューした頃(あるいは島田荘司の推薦文がやたらと熱かった頃*2)なのだが、現在の学生ってその頃生まれたか生まれてないかくらいなのですね。

OBのみなさんは相変わらずだったが、おそらく年齢のせいもあって、往時に比べだいぶおとなしくなった。OB会の前に日本酒を何合も飲む、という風習が廃れたのも一因かもしれない。

*1 : ジャンルのことではない

*2 : 今でも福山ミステリー文学新人賞などの活動をされているものの、推薦する文章はかなり冷静に……

1: kozukata 『そうそう、新潟県人会でバベルの塔を築かなくなったせいかもしれません。「若い力」も歌わないし。。。って私も歌ったのは1回くらいです...』 (2009/11/24 9:52)

2: 古山裕樹 『確かに、バベルの塔を高く築くと、理性が失われて言葉が通じなくなりますね。 それはさておき「若い力」ってのは「若き血」では……。』 (2009/11/24 22:25)

2009/07/20(月) 2009-07-20

日常
「このミス」大賞の応募原稿を返送。
宝島社の方は非常に梱包スキルが高く、送られてくるにはいつも原稿がみっしりと詰まっている。原稿を取り出したあとで元通りに詰め直すのにいつも苦労するのだが、やはり今年もそうだった。容積が増減するものでもないのに。実に不思議である。

2009/07/18(土) 2009-07-18

日常
 数年前から、ScanSnapというドキュメントスキャナを使っている。先日、最新機種に買い換えた。スキャン速度がかなり上がっていて、大量にスキャンする身としてはかなり便利。
 何をスキャンするのかというと、部屋に溜まった本や雑誌だ。空間のコストもバカにならないので、PCに取り込んで紙は処分している。十数年分のミステリマガジンも全部スキャンしてしまったので、今ではDVDーR2枚くらいに収まっている。『レインボーズ・エンド』に描かれた、本を裁断してスキャンする計画にたいして違和感を持たなかったのも、そんなものを使っているせいかもしれない。
 最近は雑誌だけでなく本もスキャンしている。ハードカバーは無理かと思っていたが、やってみたら意外と簡単だった。物理的には特に難しい行為ではなく、表紙と背表紙と裏表紙をはがして、あとは綴じられた部分をディスクカッターで切り落とすだけ。
 むしろ、精神的な抵抗の方が大きかった。法月綸太郎「切り裂き魔」から野村美月『"文学少女"と繋がれた愚者』に至るまで、本を切り裂くという行為はよからぬこととして描かれる場合が多い。そのせいか、初めてポケミスをばらしたときは、ノワールの主人公が初めて人を殺すときのような不穏な魂の震えに襲われた。『バカなヤツらは皆殺し』は名作だと改めて思った。