メッセージ欄
2008年8月の日記
▼ 2008/08/29(金) ル・カレが隠れてる
【日常】
ささやかなできごとです。
本棚に収まらない本は箱に詰めて倉庫に預けている。
そんなわけで蔵書リストみたいなものを作って、必要なときはそいつを検索している。
で、つい最近「ル・カレ」を検索したところ、なんか見覚えのない書名が出てきた。創元推理文庫? なぜ?
よく見たら、ノエル・カレフでした。
本棚に収まらない本は箱に詰めて倉庫に預けている。
そんなわけで蔵書リストみたいなものを作って、必要なときはそいつを検索している。
で、つい最近「ル・カレ」を検索したところ、なんか見覚えのない書名が出てきた。創元推理文庫? なぜ?
よく見たら、ノエル・カレフでした。
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▼ 2008/08/26(火) 35歳の初体験
【日常】
妙に頭が痛い。もっとも熱はないので風邪のたぐいではなさそう。
そういえばなぜか背中も痛い。というか背中の痛みが首筋を上って頭に届いているような感じ。
……てなことを家に帰ってから妻に話していたところ、ふと彼女が気がついた。
「肩が凝ってるよ」
え? あ、そうなのか。これが肩凝りというものなのか!
実はこれまでの人生で、「肩が凝る」という感覚を経験したことがなかったのだ。なので、「背中の痛みと頭痛」として認識していたようだ。
そう認識したとたん、背中の痛みなどは引いてしまって、身体のなかの違和感が急に肩の付近に集中したような気分に。人間の身体は不思議なものである。
しかしここ数日、とくにがんばって働いたような記憶もないのだが。なぜだろう。単なる運動不足かな。
そういえばなぜか背中も痛い。というか背中の痛みが首筋を上って頭に届いているような感じ。
……てなことを家に帰ってから妻に話していたところ、ふと彼女が気がついた。
「肩が凝ってるよ」
え? あ、そうなのか。これが肩凝りというものなのか!
実はこれまでの人生で、「肩が凝る」という感覚を経験したことがなかったのだ。なので、「背中の痛みと頭痛」として認識していたようだ。
そう認識したとたん、背中の痛みなどは引いてしまって、身体のなかの違和感が急に肩の付近に集中したような気分に。人間の身体は不思議なものである。
しかしここ数日、とくにがんばって働いたような記憶もないのだが。なぜだろう。単なる運動不足かな。
▼ ベニン湾の戦雲
【冒険小説】
ベニン湾の戦雲 荒海の英雄ハーフハイド1 フィリップ・マカッチャン / ハヤカワ文庫NV
英国海洋冒険小説のシリーズ第1作。本棚の整理ついでに読む。
時は1891年。西アフリカのベニン湾に、ロシアが要塞を築いて、英国の交易を妨げているとの情報が入った。海軍大尉ハーフハイドは、現地に潜入するという極秘任務を命じられた。ベニンでハーフハイドを待ち受けていたのは、ロシア海軍の戦隊。それを率いるのは、かつて彼を捕虜にしたロシア海軍の提督・ゴルジンスキーだった……。
英国産の海洋冒険ものといえば、主な舞台はナポレオン時代か第二次大戦。つまり、今まさに戦争中、という時代だ。
ところが、このシリーズの舞台は19世紀。ボーア戦争やアフガニスタン戦争といった植民地での武力衝突は起きていたものの、いわゆる列強同士の正面からの戦争はクリミア戦争以降起きていない(もっとも、主人公がロシアの捕虜になっていたことからわかるように、小規模な衝突は起きていたようだ。)。
もちろん、平和な時代とも言い難い。列強諸国の勢力拡大をめぐる熾烈な争いが繰り広げられていた時代なのだ。正面きっての衝突を避けながら、自国の勢力を伸ばすために謀略をめぐらす。そんな状況の中、本書でハーフハイドが命じられる任務も、「戦え」というものではない──むしろ「戦うな」という性質のものだ。
そんなわけで物語はスパイ小説風味。主人公はひねくれ者で世渡り下手だが、ここぞというときには悪知恵が働く。
帝国主義の時代を舞台にした、スパイ風味の冒険小説として楽しめる。長さもお手頃。
英国海洋冒険小説のシリーズ第1作。本棚の整理ついでに読む。
時は1891年。西アフリカのベニン湾に、ロシアが要塞を築いて、英国の交易を妨げているとの情報が入った。海軍大尉ハーフハイドは、現地に潜入するという極秘任務を命じられた。ベニンでハーフハイドを待ち受けていたのは、ロシア海軍の戦隊。それを率いるのは、かつて彼を捕虜にしたロシア海軍の提督・ゴルジンスキーだった……。
英国産の海洋冒険ものといえば、主な舞台はナポレオン時代か第二次大戦。つまり、今まさに戦争中、という時代だ。
ところが、このシリーズの舞台は19世紀。ボーア戦争やアフガニスタン戦争といった植民地での武力衝突は起きていたものの、いわゆる列強同士の正面からの戦争はクリミア戦争以降起きていない(もっとも、主人公がロシアの捕虜になっていたことからわかるように、小規模な衝突は起きていたようだ。)。
もちろん、平和な時代とも言い難い。列強諸国の勢力拡大をめぐる熾烈な争いが繰り広げられていた時代なのだ。正面きっての衝突を避けながら、自国の勢力を伸ばすために謀略をめぐらす。そんな状況の中、本書でハーフハイドが命じられる任務も、「戦え」というものではない──むしろ「戦うな」という性質のものだ。
そんなわけで物語はスパイ小説風味。主人公はひねくれ者で世渡り下手だが、ここぞというときには悪知恵が働く。
帝国主義の時代を舞台にした、スパイ風味の冒険小説として楽しめる。長さもお手頃。
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