Bookstack/topics - バベルの犬 Diff
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キャロリン・パークハースト / 角川書店
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妻を亡くした男。警察は事故死と判断するが、納得できない彼は、妻の死を目撃していた飼い犬に言葉を教えて、真相を聞き出そうとする……というお話。
「犬に言葉を教えて」のあたりに漂う怪作の匂いに惹かれて読んでみたわけだが、失意の主人公が妻の死を受け入れるまでを描いた、いたってまじめなお話であった。
なんだよ。「毒の神託」（人間の言葉を学んだチンパンジーが活躍するミステリ）みたいな話じゃないのかよ。そういえば帯に「愛」とか「癒し」とか不穏な語句が並んでたな。
言葉を話せるように犬の喉を改造してしまう動物虐待カルトとか、おバカなガジェットも用意されてはいるのだが、せっかくのおバカも静かな夫婦愛にはかなわない。
ミステリ的謎解きなんてものはまったく期待できないが、そもそもそういう話じゃないのであまり気にならない。
それはさておき、結婚１ヶ月の男としては、妻を亡くす小説なんぞ読んでる場合ではないと思うのだが……
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妻を亡くした男。警察は事故死と判断するが、納得できない彼は、妻の死を目撃していた飼い犬に言葉を教えて、真相を聞き出そうとする……というお話。
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なんだよ。「毒の神託」（人間の言葉を学んだチンパンジーが活躍するミステリ）みたいな話じゃないのかよ。そういえば帯に「愛」とか「癒し」とか不穏な語句が並んでたな。
言葉を話せるように犬の喉を改造してしまう動物虐待カルトとか、おバカなガジェットも用意されてはいるのだが、せっかくのおバカも静かな夫婦愛にはかなわない。
ミステリ的謎解きなんてものはまったく期待できないが、そもそもそういう話じゃないのであまり気にならない。
それはさておき、結婚１ヶ月の男としては、妻を亡くす小説なんぞ読んでる場合ではないと思うのだが……
