Bookstack/topics : キム・ニューマン

必要以上に濃い設定で読者を圧倒する(あるいは呆れさせる)作家。

なんと言ってもこの三作。

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ドラキュラ戦記創元推理文庫: 本ドラキュラ戦記創元推理文庫: 本(amazon.co.jpへ)
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三部作で終わるかと思っていたら、なんと第四部まであるらしい。

なお、Webでこんな短編を読むことができる。

"Castle in the Desert: Anno Dracula 1977" http://www.scifi.com/scifiction/originals/originals_archive/newman/

『ドラキュラ崩御』の後日談。70年代のカリフォルニアを舞台に、老いた私立探偵(誰なのかは読めばすぐに分かる)が、身近な人物が殺された事件を追う物語。 リュウ・アーチャー(ロス・マクドナルド描く私立探偵)やエド・エクスリー(ジェイムズ・エルロイのLA四部作に登場する人物)や、映画「チャイナタウン」の登場人物の名前が出てくる。 ちょっと変わったところでは、キース・ウィントン。フレドリック・ブラウン『発狂した宇宙』の主人公である。

ほか、ジャック・ヨーヴィル名義の長編『ドラッケンフェルズ(amazon.co.jpへ)』も訳されている。これは、中世ヨーロッパ風異世界ファンタジーの顔をした、ガチガチの謎解きミステリ。

未訳だけど、“Back in the USSA”も面白い。これは第一次大戦後のアメリカが共産主義化して、スターリンならぬアル・カポネが大粛清を繰り広げるアメリカ社会主義共和国連邦の歴史を描いているのだ。

Last modified:2013/04/16 02:22:54
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