また狂った本を読んでしまった。
戦国時代が舞台の連作短編で、特に第三話「大和幻争伝」の印象が鮮烈。
忍者や怪僧が奇怪な術を駆使し、人が無情にばたばた死んでゆく山田風太郎ばりの世界で、なぜか死体移動トリックなんぞが律儀に謎解きの対象になっているのだ。
人体の一部分の使い方などが無駄に素晴らしい。読みながら笑ってしまった。
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