2006-01-27

[]魔術師の夜 / キャロル・オコンネル

下巻に入ると徐々に物語のテンポが上がる。気がついたら読み終えていた。

たぶん単独でもそれなりに楽しめるはずだが、シリーズを順に追ってきた読者向けの作品だろう。

さまざまなジャンルの衣装をまとってはいるものの、中心にあるのはキャシー・マロリーという主人公の存在。ラストの格好いい風景などはその象徴だ。

スタイルはずいぶん違うけど、ヒロインの存在感に”Elektra”あたりを連想した。

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