粘膜人間はペントハウスの夢を見るか?


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昨年の暮れぐらいから、周囲で『粘膜人間』に取り憑かれてしまった人々が増えている。
この本に言語感覚を冒された某氏から届いたメールでは、主立った名詞がほとんど「粘膜」という語に置き換わっていて、なんというかガブラーにガビッシュをガブルガブルされたような文面だった。おおむね意味が通じたのは実に不思議なことである。

私も、昨年暮れのある忘年会で霜月蒼さんから『粘膜人間』がどんな話かを教えられ、その奇異な展開に感銘を受けていたところに「で、ここまでがだいたい20ページ」という衝撃的な一言を聞き、迷わず帰り道に書店に立ち寄り購入し、その夜寝る前と翌朝起きてから2回読んだ次第である。私は堪能したが、念のため述べておくと、さわやかな朝の空気に包まれて読むべき本ではない。

その『粘膜人間』に登場する河童が口にする、独特のオノマトペが忘れがたい。私の周囲でも「グッチョネ」という河童語彙を耳にする機会が増えた*1。「グッチョネ」は河童語彙の代表とも言うべきぐっちょねな響きを帯びた語であるが、これが何を指しているかは各自『粘膜人間』を読んで確かめていただきたい。

で、この「グッチョネ」という言葉、どうもどこかで聞き覚えがある……としばらく気になっていたのだが、ようやく思い出した。ボブ・グッチョーネだ。よりによってボブ・グッチョーネである。名は体を表すとはこのことだろうか。ぐっちょねぐっちょね。

*1 : 杉江松恋氏が連呼している

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