-
最近の投稿
最近のコメント
アーカイブ
カテゴリー
メタ情報
「スパイ小説」カテゴリーアーカイブ
流れよわが音楽、とスパイは言った
ジョン・ル・カレのスマイリー三部作。英国情報部のスマイリーと、ソ連のカーラとの対決をしめくくる第三部『スマイリーと仲間たち』では、スマイリーがかつて妻に贈ったライターが、物語の演出として印象深く使われている。 フィクショ … 続きを読む
マイクル・ワイマンの逆襲
マイクル・ワイマンの逆襲 / ボブ・クック / 米山菖子訳 / サンケイ文庫 56歳のワイマンはMI6の職員だが、公式には大学の研究員。しかし政府の支出削減のせいで、両方の職を失うことに。折しも、イギリスに情報を提供し … 続きを読む
ジョン・ル・カレ新作
またまただいぶ間が空いてしまった。 8月、9月のあたりにジョン・ル・カレのことに言及しているのだが、実はそのル・カレの新刊の解説を書いていた。下準備の一環として旧作を読み返していたところ、ついつい引きずり込まれてしま … 続きを読む
死者にかかってきた電話
死者にかかってきた電話 / ジョン・ル・カレ / 宇野利泰訳 / ハヤカワ文庫NV わけあってル・カレの作品をいくつか読み返している。 かつて共産党に所属していた──外務省の官僚フェナンの過去を暴露する匿名の密告。諜 … 続きを読む