選考通過作品を宝島社に連絡。
題名のインパクトが強烈なものが一編あり、推薦の弁を書くのがちょっぴり恥ずかしいです。それとは別に、最近のライトノベルの影響なのか、やたらと長いタイトルの作品が増えたような気がする。
割り当てられた応募原稿を読んでいるうちに、必ず「これは」と思えるものに出会えている、というのはなかなかに幸せなことだと思う。一方で、非常に自分の好みに合っていながら、弱点が気になって落とさざるを得ないものに出会うことも多く、そんなわけで「このミス大賞」の場合は「次回作に期待」なんてのが設けられていたりする。
また、1次選考の応募原稿は、他の誰かが目を通すわけではない(はず)。なので「俺のせいで世に出ることのなかった傑作がもしかしたら存在するのではないか」というおそれがつきものである(今も不安だ)。選んだ作品については他の誰かの評価も分かるけれど、そうじゃない作品については、通常、それっきりだ。検証される機会なんてまずない(他の賞に応募したら受賞しました、というケースはありうる)。
さて、前の記事と続けて読むと、応募原稿を読むのに一年以上かかっているように見えるけど、もちろん前の記事は第11回、今回は第12回。ふだんblogを放置しているせいで無駄なミスディレクションを仕掛けてしまった。
気づいてみればすでに12回。第1回の応募原稿を読んでいたころはぎりぎり20代だったけど、今回の原稿を読んでいるうちに40歳になりました。