小説」カテゴリーアーカイブ

ペンギンの憂鬱

アンドレイ・クルコフ / 新潮社 動物園が手放したペンギンと暮らす、売れない小説家ヴィクトル。ある日、存命中の人々に関する追悼文の執筆を頼まれる。 やがて、彼が追悼文を書いた人物が次々と命を落とし、彼の身辺にも不穏なでき … 続きを読む

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荊の城

下巻サラ・ウォーターズ / 創元推理文庫  読後興奮のあまり、いっそ表紙は金子國義だったらよかったのに、などと思ってしまった。 前作『半身』と同じく、 ヴィクトリア朝のイギリスが舞台で 階級の違う女性どうしの恋愛が描かれ … 続きを読む

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木曜日に生まれた子ども

ソーニャ・ハートネット / 河出書房新社 穴を掘る才能に恵まれ、地中で暮らすことを選んだ少年ティンと、その家族の物語。 時は第一次大戦後、舞台はオーストラリアの荒野。語り手の少女ハーパーには、ティンという奇妙な弟がいる。 … 続きを読む

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太陽の塔

森見登美彦 / 新潮社 我々の日常の九〇パーセントは、頭の中で起こっている。(p.72)  つまりはそういうことだ。  日本ファンタジーノベル大賞の受賞作。もっとも、作中に描かれるのは休学中の学生のしょぼい日常だ。  読 … 続きを読む

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幻のハリウッド

デイヴィッド・アンブローズ / 創元推理文庫 題名どおり、ハリウッドを舞台に起こる奇妙な物語を収めた短編集。 ■収録作 生きる伝説 フィリップ・K・ディックの短編を連想させる。最後の一行のダブル・ミーニングが効いている。 … 続きを読む

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四日間の奇蹟

浅倉卓弥/ 宝島社 第1回「このミステリーがすごい!」大賞で、金賞を受賞した作品。はじめて読んでから、そろそろ一年近く経つ。たまたまこの賞の一次選考委員を務めていたため、応募原稿のうちの一本として読むことになったのだ。 … 続きを読む

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素粒子

ミシェル・ウエルベック / 野崎歓訳 / 筑摩書房 この本の存在を教えてくれたのは、大学の後輩に当たる男。酒の席で、この本を読んだかと聞かれたので、読んでないと答えたところ、これはきっと気に入るはずだと薦められた。 大当 … 続きを読む

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the TWELVE FORCES

~海と大地をてなずけた偉大なる俺たちの優雅な暮らしぶりに嫉妬しろ!~ 戸梶圭太 / 角川書店  アメリカのエンターテイメント作家が書く小説は、しばしばジェットコースターにたとえられる。息もつかせぬ勢いでめまぐるしく展開す … 続きを読む

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ストレート・レザー

■切り裂く刃はリンクを夢見る ハロルド・ジェフィ / 今村楯夫訳 / 新潮社  この短編集の題名から連想したのは、イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ジューダス・プリーストのアルバムだ。’80年の「ブリティッシ … 続きを読む

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ジョン・ランプリエールの辞書

■知性と教養の豪勢な無駄遣い ローレンス・ノーフォーク / 青木純子訳 / 創元推理文庫  時は18世紀末。英仏海峡に浮かぶ小さな島で育ったジョン・ランプリエールは、たまたま貴族令嬢が水浴しているところを目撃してしまう。 … 続きを読む

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