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下読みなどを少しお手伝いしたので、贈賞式&パーティに行ってきた。
受賞作は河崎愛美『あなたへ』。ちなみに作者はまだ16歳。
下読みでこの作品を絶賛した池上冬樹さんによると「泣ける話」であるらしい。小学館としては『世界の中心で〜』や『いま、会いにゆきます』のような位置を狙っているのだろう。
最後まで候補に残った作品の中に、私が下読みで推したものが2作あった。どちらもバカバカしいアイデアを核にしたホラー。私はそういうのが好きだ。
酔っぱらったままCDを購入。
最後のは、ジャケットのクトゥルー風タコ頭とか、"Silver Key"という曲が収録されているあたりで思わず購入してしまった。素面ではなしえないわざである。
いいかげん、クトゥルーのにおいがするというだけの理由でCDを買うのはなんとかしなくては……
パラニュークの新刊。ミステリマガジン書評用に。
たいへんくだらない話で、実に素晴らしい。
主人公は地球最後の私立探偵。相棒はジーヴス気取りのスーパーコンピュータ。そして依頼人は大富豪の美女。亡夫が密かに造らせた、彼女そっくりのアンドロイドを見つけ出してほしいというのだ。だが、そのアンドロイドは原子力で動き、人間の150倍の怪力と176倍の耐久力と200倍の反射神経(と金髪と巨乳)を備えているのだ!
間の抜けた大仰さがおかしさを醸し出す。しかもクライマックスではもちろん人類の危機を救うのだ! 久しぶりに読んだ私立探偵小説がこんなのですよ。うう。
ちなみに秘書は超能力者……だが、出番が少ないのがもったいないところ。
これから読むもの・読み直すもの
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