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2005/03/24 (木)

第6回小学館文庫小説賞

下読みなどを少しお手伝いしたので、贈賞式&パーティに行ってきた。

受賞作は河崎愛美『あなたへ』。ちなみに作者はまだ16歳。

下読みでこの作品を絶賛した池上冬樹さんによると「泣ける話」であるらしい。小学館としては『世界の中心で〜』や『いま、会いにゆきます』のような位置を狙っているのだろう。

最後まで候補に残った作品の中に、私が下読みで推したものが2作あった。どちらもバカバカしいアイデアを核にしたホラー。私はそういうのが好きだ。

昼酒

ちなみに、パーティがあったのは昼間(受賞者が未成年だから配慮したのかな)。その後、下読みの4人と小学館の方と蕎麦屋で昼酒。

CD買った

酔っぱらったままCDを購入。

最後のは、ジャケットのクトゥルー風タコ頭とか、"Silver Key"という曲が収録されているあたりで思わず購入してしまった。素面ではなしえないわざである。

いいかげん、クトゥルーのにおいがするというだけの理由でCDを買うのはなんとかしなくては……

[読書] ララバイ/チャック・パラニューク[amazon.co.jp]

パラニュークの新刊。ミステリマガジン書評用に。


2006/03/24 (金)

[読了]プルトニウム・ブロンド / ジョン・ザコーアー&ローレンス・ゲイネム

たいへんくだらない話で、実に素晴らしい。

プルトニウム・ブロンド(ジョン ザコーアー/ローレンス ゲイネム)

主人公は地球最後の私立探偵。相棒はジーヴス気取りのスーパーコンピュータ。そして依頼人は大富豪の美女。亡夫が密かに造らせた、彼女そっくりのアンドロイドを見つけ出してほしいというのだ。だが、そのアンドロイドは原子力で動き、人間の150倍の怪力と176倍の耐久力と200倍の反射神経(と金髪と巨乳)を備えているのだ!

間の抜けた大仰さがおかしさを醸し出す。しかもクライマックスではもちろん人類の危機を救うのだ! 久しぶりに読んだ私立探偵小説がこんなのですよ。うう。

ちなみに秘書は超能力者……だが、出番が少ないのがもったいないところ。

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