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2004/02/
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1. 受賞
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1. 本にまつわる連想
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1. 休日出勤。
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1. 貴重な完結作
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1. ファイアフォックス・ダウン
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1. ジェニファー・ガバメント
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1. 会社の仕事が
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1. 怪物の出てくるSF
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1. 七つの時計
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1. 勤務先で
2. 早川書房近くの店で飲む。
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1. 東東京ミステリ・リーグ交流会
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1. 試験
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1. ある雑誌の打ち合わせ。
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桐野夏生『OUT』がいつのまにか英訳されていて、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)のエドガー賞にノミネートされたそうだ(→http://www.nsknet.or.jp/~jkimura/edgar04.html)。
ほかの分野に比べると、日本はミステリに関してはこれまで圧倒的に輸入超過であったわけで、そういう中での「日本発」の成果として非常に喜ばしいことである。……なんてことは別にどうでもいいのだが、もしも受賞したら、桐野夏生は江戸川乱歩の名を冠した賞とエドガー・アラン・ポオの名を冠した賞の両方を受賞した、稀有な例になるわけだ。
※追記:残念ながら受賞にはいたらず。
今週は書店が開いてる時間に帰宅できそうにないので、昼休みに職場近くの書店で時間を潰し、本を買い込んで帰る。
S.J.ローザン『苦い祝宴』 , ラース・フォン・トリアー『ドッグヴィル』 , 田雁『ブラックチャイナ』 などなど。
最後の『ブラックチャイナ』の副題は「規範なき大陸の暗黒年代記」。このサブタイトルにつられて買ったと言っても過言ではない。
もうすこし自分の思考をふり返ってみると、
冷静に考えてみると、連想がつながったからといって購入すべき理由はまったくない。だが、それでも買った当人は納得できてしまうのがマイケル・スレイドの恐ろしいところである。
ところで『暗黒大陸の悪霊』といえば、人と話しているときに何度か間違えて『暗黒大陸の浮気娘』と呼んでしまったことがある。「浮気」は『暗黒大陸の悪霊』という物語のキーワードのひとつでもあるのだが、間違いの理由はもちろん『暗黒太陽の浮気娘』 だ。
『暗黒太陽の浮気娘』の舞台はSFファンの祭典。会場で起こった殺人事件に、新人作家が奇策を用いて謎解きに乗り出すというお話。舞台設定でSFファンの気を引きつつ、この奇策が昔のミステリへのある種のオマージュにもなっていて、そちらがお好きな人のハートもわしづかみ、という素敵な作品だ。
……こう書くとなんか傑作みたいだな。いや、私は傑作だと思うのだが。ミステリとしては別にたいしたことはないし、ベスト選びのたぐいに名前が出てくることはまずないだろうし、感動的でも衝撃的でもなければうまさが際立つわけでもない。とはいえ面白かったから忘れることもなくて、時々思い出しては愉快な気分になる──そういう慎ましやかな傑作である。バカバカしくてくだらない話なんだけどね。
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日本語自然文検索実験で遊んでみる。土曜日も出勤なのに。
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を立て続けに読む。ちなみに、どちらも妻を殺された夫が事件を追うという物語だ。
前者はこれまでのダイヤモンド警視ものを何冊か読んでからのほうがいいだろう。 後者はおすすめ。ル・カレって、ソ連が崩壊してからのほうが、筆捌きが奔放になってきたような気がする。
ラヴゼイは『最期の声』で、ダイヤモンド警視に、ル・カレの作品の登場人物はみんな遠回しな喋り方をする、てなことを言わせている。読みながら思わず笑ってしまったのだが、確かにそのとおりだ。でも、近年のル・カレの作品は、そういう婉曲さを保ちながらも読みやすさを増しているように思う。『パナマの仕立屋』みたいな愉快な話を書くル・カレなんて、少なくともジョージ・スマイリー三部作からは想像しにくい。
ところで、日本でル・カレみたいなスタイルで書きたがる作家といえば思い浮かぶのが佐藤大輔。『東京の優しい掟』 は、日本の防衛関係者のお話を、あろうことかジョージ・スマイリー三部作を模したと思しきスタイルで書いてしまった作品だ。登場人物がみんなものすごく回りくどい喋り方をするので、話の展開を理解するのにとても苦労した記憶がある。
この人のシリーズもので一番優れているのは『征途』だろう。ちゃんと完結している、という点だけでも、他のシリーズにはない大きなアドバンテージだ。
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