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2007/01/
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1. 今年もよろしくお願いいたします
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1. 第5回このミス大賞授賞式
2. ブレイクスルー・トライアル / 伊園旬
3. 焼き鳥の食べ方
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1. 何かとあわただしく
2. Afghanistan Cave Complexes, 1979-2004
気づいてみればもう5回目。1次選考で自分の箱に入っていた応募原稿が本になるのは第1回以来のことである。
『シャトゥーン』は「熊が襲ってくる」という、シンプルにして破壊力の強いテーマの物語(1次選考の評)。作者の増田氏が、受賞の一言として「ヒグマの強さを知ってもらいたくて書いた」ということをおっしゃっていて、深く納得した次第。
『暗闘士』は複数の策謀が並走する、複雑なドライヴ感のある物語(1次選考の評)。作者の高山氏からは、パーティ席上で次作のプロットなどをうかがうことができた。謀略が錯綜する形式は、「殺人」に頼るのを避けた結果とのこと。
そして、大賞受賞作は……
今回の大賞受賞作。
舞台はとある研究施設。そのセキュリティシステムを破るコンテストに、主人公をはじめとする複数のチームが挑戦する。最も短時間に目的をクリアしたチームに賞金が与えられる。ただし、彼らには「セキュリティ破り」以外にも隠れた目的があって……という物語。
侵入開始までの流れにかなりのページを割いて、各チームのメンバーをじっくり描いている。会話などのやり取りも軽妙で、離陸後の展開に期待が膨らむ。
侵入後も、それぞれのチームの動きが巧妙に組み立てられていて飽きさせない。ただ、「競争」でありながら、チーム間の駆け引きが希薄なのは残念。互いの足の引っ張り合いなんて要素があれば、さらにスリリングになったんじゃないだろうか。せっかくこれだけのメンバーをそろえたのに。
とはいえ、それぞれのチームの背景作りや、研究施設の仕掛けなど、多彩なアイデアがぎっしり詰まった作品としては十分に楽しめる。
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副題は“Mountain strongholds of the Mujahideen, Taliban & Al Qaeda”。アフガニスタンの山中で、古くはムジャヒディン、最近ではタリバンやアルカイダの皆さんがどんなふうに地下施設を活用してきたか、を簡単にまとめた一冊。米軍の洞窟での戦い方なんてのも載っている。
地下施設の見取り図を眺めて思い浮かんだのは「ダンジョン」という言葉。昔遊んだRPGを思い出す。
どういうわけか、国防長官だったころのD・ラムズフェルド氏の、星条旗をバックにした最高の笑顔&最高のポーズの写真も載っている。無駄にフォトジェニックである。
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これから読むもの・読み直すもの
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