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たいへんバカバカしくてよろしい。
人類文明を脅かす異星人の戦略・戦術を把握すべく、彼らの言語や習性を身につけた特殊調査班の物語。
……だが、メンバーの大半はあまり異星人になりきれてないし、一人だけになりきってる奴はあまりにもなりきってしまってチームから浮いてしまっている。人類が何億人という単位で死んでいるさなか、彼らはおもむろに「これまでの人生で恥ずかしかったこと」を話す会を開いたり、もうなにがなんだか。
クライマックスで彼らが見出す解決法たるや、呆れてものも言えないくらいに意外だ。なぜもっと早くそれをしない? というタイプのもの。なんというか、クイーンの『第八の日』を思い出してしまった。
異星人の設定(4つの性と6人単位の社会構造とか)があまり活かされていないのはもったいないけど、この脱力もののオチだけですべてを許してしまいたくなる。許しちゃいけないような気もするんだが。
これから読むもの・読み直すもの
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