Bookstack/log

現在は更新していません。→最新のページをごらんください。

«前の日(10-10) 最新 次の日(10-12)» 近況やメモなど。 | topics

2002/10/11 (金)

『このミス』アンケート回答用紙到着。

そろそろ国内のも「戸梶圭太6冊」とか言ってないでちゃんと考えないと(とはいえつい最近まで本気でそうしようと思っていた)。

戸梶圭太を1〜2作入れるのは既定路線ではあるのだが。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

seo service [oC1mWb I really liked your post. Really Cool.]

link building [Anix2b Muchos Gracias for your article post. Want more.]


2006/10/11 (水)

現代翻訳の行方

その後、たまたま立ち寄った書店で『マンアライブ』を眺めて噂通りであることを確認できました。早まってamazonあたりに注文しないでよかった、と思います。

[読了]毒杯の囀り / ポール・ドハティー

いたって端整な本格ミステリ。

毒杯の囀(サエス゛)り(ポール・ドハティー)

14世紀のロンドン。貿易商が毒殺され、彼と言い争っていた執事が屋根裏で縊死していた。状況証拠は執事の犯行を指しているようだが……。酒好きで大食いの検死官ジョン・クランストン卿と、その書記に任命された修道士アセルスタンが事件の謎を追う。

ネロ・ウルフ&アーチー・グッドウィンをはじめとするコンビ探偵の系譜に連なる、修道士と検死官の二人組がたいへんよい味を出している。禁欲に生きる身でありながら、教区に住む未亡人を思って悶々としてしまう、まだまだ若いアセルスタンと、欲望に忠実に飲んだり喰ったりの、一見役立たずに見て実は老練なジョン卿。

特にジョン卿のご無体ぶりが素晴らしい。捜査が進展すると(あるいは壁にぶつかると)、アセルスタンを引き連れて居酒屋に飲みに行ってしまう。しかも酔っ払ったまま関係者に話を聞いたり、飲み過ぎて事件現場で寝てしまったり、自分の上司や同僚でなければたいへん好感の持てる人物である。抑えが効かずに飲み過ぎて吐いてしまうこともたびたび(300ページ程度の間に何度吐いているのやら)。とはいえ欲に負けてばかりではない。セックスのあとで、ふと事件の重要な手がかりに思い至り、あわてて服を着て飛び出していったりもするのだ。

巨漢と、頭の切れる青年といえばネロ・ウルフ&アーチー・グッドウィン。この二人とはだいぶ異なるキャラクターではあるけれど、同じく探偵コンビの行動で読ませるお話、という印象。

欲望の渦巻く猥雑な都会・ロンドンの描写もよい。いたるところに酒場があるように見えるのは、登場人物の行動のせいかもしれないが。

ちなみに、やたらと酒を飲んでやたらと食べるジョン卿の描写を読んでいて、ふと杉江松恋氏を思い出した。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Before...

football [Hello! I love watching football and I loved your blog as w..]

irklLr [WkDEsr]

calgary social media monitoring [そのような意味&#..]

seo service [bjmcj6 I cannot thank you enough for the blog article.Than..]

link building [QthjnR Muchos Gracias for your article post.Really looking..]


«前の日(10-10) 最新 次の日(10-12)»
2002|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|05|06|07|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|
2007|01|02|
2008|01|

これから読むもの・読み直すもの

RSS 1.0
Amazon.co.jpアソシエイト