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会社の仕事がにわかに大忙し。どうにか読めた本の中では『1421-中国が新大陸を発見した年』が印象に残る。
とある原稿で、編集者から書き換えてもらえないか、と相談される。同社の本についてややネガティヴなことを書いていて、そのくだりを削除できないか、とのこと。問題の本は「愛すべき失敗作」とでも言うべきもので、構成その他にかなり難があるものの、独特の魅力を備えている。原稿でも、その作品がダメであることを述べつつ、あとのほうでおすすめしてみたのだが、そのへんがうまく伝わらなかったようだ。とりあえず、削除は構成上よろしくないので書き直し案を挙げてみた。
1/6にも書いてるとおり、私はこういういびつな作品が結構好き(優劣の評価とは別)で、「このミス」のアンケートにも平気で挙げてしまう。減点法で評価するなら、いい点は取れそうにない作品ばかりだ。
とかいいつつこんなの読んでるし。
冒頭、「これはエコロジーの本じゃありませんから!」と強調しているので、かえって不安になってしまった。エコロジーの本だったらどうしよう。
気づいてみればもう5回目。1次選考で自分の箱に入っていた応募原稿が本になるのは第1回以来のことである。
『シャトゥーン』は「熊が襲ってくる」という、シンプルにして破壊力の強いテーマの物語(1次選考の評)。作者の増田氏が、受賞の一言として「ヒグマの強さを知ってもらいたくて書いた」ということをおっしゃっていて、深く納得した次第。
『暗闘士』は複数の策謀が並走する、複雑なドライヴ感のある物語(1次選考の評)。作者の高山氏からは、パーティ席上で次作のプロットなどをうかがうことができた。謀略が錯綜する形式は、「殺人」に頼るのを避けた結果とのこと。
そして、大賞受賞作は……
今回の大賞受賞作。
舞台はとある研究施設。そのセキュリティシステムを破るコンテストに、主人公をはじめとする複数のチームが挑戦する。最も短時間に目的をクリアしたチームに賞金が与えられる。ただし、彼らには「セキュリティ破り」以外にも隠れた目的があって……という物語。
侵入開始までの流れにかなりのページを割いて、各チームのメンバーをじっくり描いている。会話などのやり取りも軽妙で、離陸後の展開に期待が膨らむ。
侵入後も、それぞれのチームの動きが巧妙に組み立てられていて飽きさせない。ただ、「競争」でありながら、チーム間の駆け引きが希薄なのは残念。互いの足の引っ張り合いなんて要素があれば、さらにスリリングになったんじゃないだろうか。せっかくこれだけのメンバーをそろえたのに。
とはいえ、それぞれのチームの背景作りや、研究施設の仕掛けなど、多彩なアイデアがぎっしり詰まった作品としては十分に楽しめる。
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