現在は更新していません。→最新のページをごらんください。
来月刊行の「完全版」の解説執筆用に再読。
旧版はいろいろなところを削った短縮版。完全版の方は、田舎町のパニックを描くことよりも、主人公と事件との向き合い方に重点を置いていて、冒険小説として楽しめる。何より人物描写が深化しているので、旧版よりも心に響く小説になっている。
あと、クライマックスが全然違う展開に。旧作を読んだ方も、完全版を読んだ方がいいと思う。
これ以外も、マレルの旧作をいろいろ読み返していた。ちなみに本書の主人公は作家で、その父親は第二次大戦で戦死……と、マレルの境遇そのまんま。「読者を楽しませること」に徹していながらも、何かと自身の姿を投影する人なのだ。
こちらはミステリマガジン新刊評で取り上げた。帯には「異色作」と書いてあったけれど、読んでみればたいへんゴダードらしい作品。
第4回このミス大賞・特別奨励賞。「執筆時12歳」というところが目立ってしまって、色眼鏡つきで見られがちな作品である。今後も書き続けてゆくのであれば、作者にとっては重荷かもしれない。
これから読むもの・読み直すもの
Before...
● Herbertjoump [ WeHacker - Hack WeChat on iOS, Third-party software for W..]
● VitalyyTam [Hello.]
● VitalyyTam [Hello.]
● Thomassmick [Hello.]
● NerryNok [Hello from Happykiddi.]