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2003/05/29 (木)

会社仕事に追われる日々。

 本もろくに読めやしねえ。

 読まねばならないものは……

読了:

  • 『半身』サラ・ウォーターズ / 創元推理文庫
  • 『東京サッカーパンチ』アイザック・アダムスン / 扶桑社ミステリー

まだ:

  • 『異形の花嫁』ブリジット・オベール / ハヤカワ・ミステリ文庫
  • 『地獄じゃどいつも煙草を喫う』ジョン・リドリー / 角川文庫
  • 『反米同盟』ブライアン・ヘイグ / 新潮文庫
  • 『終止符』ホーカン・ネッセル / 講談社文庫 
  • 『猫は殺人を見ていた』D.B.オルセン / ポケミス

2006/05/29 (月)

[読書中]元気なぼくらの元気なおもちゃ / ウィル・セルフ

元気なぼくらの元気なおもちゃ(ウィル・セルフ)

ちょっと「手強い」感じの短編集である。読み終えたときに感じるわけのわからなさとか。

全8編中5編を読み終えたところ(ページ数では半分くらい)。以下、読み終えた短編の印象だけ簡単に。

リッツ・ホテルよりでっかいクラック

本当に題名どおりの話である。なんだこりゃ。

虫の園

牧野修とか田中啓文とか小林泰三が書きそうな方向に邁進することもできたのだろうけど、その一歩手前で踏みとどまったお話。

ヨーロッパに捧げる物語

ヨーロッパ統合にまつわる軽妙なホラ話。オチはあからさまに見えている。

やっぱりデイヴ

至る所でデイヴに遭遇する男の物語。パラノイアックな陰謀史観臭にウィルソン・ブライアン・キイの妄想を思い出した。

愛情と共感

「内なる子供」が実体を備えて、大人と一緒に暮らしている……という社会。そんな妙な設定をひねり出したのも、このオチをやりたかったからなのか? 傾向は全く異なるけれど、この唐突なひっくり返し方にウラジーミル・ソローキンを連想した。

これまで
[入手本]2006/05/25 (木)
その後
[読書中]2006/05/30 (火)
[読了]2006/05/31 (水)

[読了]夢見る惑星フォルゴーン / E・C・タブ

夢見る惑星フォルゴーン <デュマレスト・サーガ2>(E.C. タブ)

主人公とヒロインの関係は第一巻の変奏にも見える。二巻目にして早くもシリーズのお約束事項がちゃんと形成されている様子で、非常に安定した感じ。

『バトル・ロワイアル』ばりの命を賭けたゲームに駆り出されるという展開は、その後のシリーズでもよく使われていたような気がする。

これまで
[入手本]2006/05/28 (日)

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