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……だった、ということを今日はじめて知った(Wikipediaの東海中学校・高等学校より)。
同じ高校のミステリ作家といえば、大沢在昌氏もそうだ。大沢氏と同じ高校、というのは私も在学中に知っていた。『新宿鮫』が人気を集め出したころ、ある先生が国語の授業中に、ふと「そういえば昔の教え子が作家になって……」とこの本の話をしていたのだ。
そう、『新宿鮫』はそれなりの進学校で、現代国語の授業にて言及された小説である。このことは覚えておくといい。
ちなみに、昨年の総選挙直後に覚醒剤で捕まった衆議院議員も同じ高校。いけない薬にうつつを抜かす政治家というと、大沢在昌よりはむしろ大藪春彦の本に出てきそうだ。もっともあまり格上ではなく、出番はせいぜい前半まで。復讐に燃える主人公の処刑リストでは、かなり始めのほうに載っている名前だ。本人は厳重な守りのもとにいるつもりでも、主人公はそれをいとも簡単にくぐり抜けて彼のもとにやってくる。凄惨なやり方で痛めつけられて失禁。聞き出したいことを聞き終えたら、主人公はあっさり彼の命を絶って復讐を完遂。その後も彼の存在を置き去りにしてヴァイオレントな復讐劇が繰り広げられ、主人公の行く手には死体の山が積み上がる。憎悪のマエストロ・大藪が放つ禍々しい熱気は、時代を超えて読者の心に暗い炎を燃え上がらせる。大藪を知らぬ若者たちよ、この衝撃に心を震わせるがいい。偉大なり大藪。
で、何の話だっけ。
これから読むもの・読み直すもの
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