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いやあ楽しい。ホラーなんだから“恐怖”とか“戦慄の”とかいう言葉でもって表すのが本来のありかただろうけど、こいつを読んでいて最初に感じるのは楽しさだ。
根っからのクトゥルー神話好きが、「ぼくの考えた邪神」が大暴れする物語を夢想し、この現実社会を怪奇と妄想のワンダーランドに組み替えてゆくのだ。楽しくないはずがない。
幼い子供が、さまざまな色や形のブロックを組み合わせて「ぼくの考えた乗り物」を組み立てるのに似ている。ブロックの代わりに使うのは、「忌まわしい地底都市」や「狂えるアラブ人が記した禁断の書」や「封印された太古の邪神」だったりするけれど。
そんなラムレイのワクワクしているさまが行間から伝わってきて、とても怖がっている場合ではありません。こちらも驚喜しながら読んでいる。
これから読むもの・読み直すもの
そのような意味のあるブログの記事のためにあなたのウェブマスターに感謝。私は、上のビューに感銘を受けて Bookstack/log - ちょいと風邪気味 - ミステリマガジン原稿 , 地を穿つ魔 / ブライアン・ラムレイ , フェアリー・フェラーの神技 / マーク・チャドボーン.