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本とは縁の薄い銀行員が、なぜか古書を探すはめに。いっぽうで、謎めいたコンピュータゲームにも没入してゆく……という物語。主人公が日常生活もおざなりにゲームに没頭してゆくあたりが妙に生々しい。
ゲーム中毒と言えば、文明を発展させるゲームCivilizationはその中毒性の高さで知られ、Civilization Anonymousなんてサイトまで存在する。"Civilizationを断ち切る12ステップ"とか書いてあるこのサイト、実は販売元による宣伝用サイト。洒落がきつい。
チープなアクションもの。前作に比べるとできはいい。アマゾンの密林を駆け回っていたかと思うと、いつの間にかニューヨークで戦っていたりするお手軽な話。
ニューヨークでは地下鉄の廃線で死闘を繰り広げたりするので、地底好きの人には見逃せない一品だ。
時は1930年代、ガルヴェストンの大物ギャングに雇われた殺し屋の物語。彼の数奇な生い立ちと合わせて、メキシコの大農場主から逃げてきた女との出会いが描かれる。もちろん女を連れ戻そうとする追っ手も迫り……
前作同様熱いお話。クライマックス近辺のかっこよさと言ったらないですよもう。抱かれてもいいね。
直接扱っているわけじゃないけれど、主人公の生い立ちにはメキシコ革命が大きく影響している。メキシコ革命つながりで矢作俊彦『悲劇週間』なんぞもあわせてどうぞ。
これから読むもの・読み直すもの