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銀行員のエドワードは、なぜか公爵家の蔵書を整理することに。さらに、友人からもらった謎めいたコンピュータゲームに引き込まれてゆく……。
以下、内容とは関係ないけれど……
いいかげん、何でもかんでも『ダ・ヴィンチ・コード』を絡めるのはやめた方がいいんじゃないかと思いました。「『ダ・ヴィンチ・コード』を凌ぐ」とか帯に書くと本が売れるわけでもないだろうに(それとも売れるのか?)。
「1メートル」という長さの単位を測量した人々の物語。メートル法は地球の大きさを基準としているので、地球のサイズを(当時の技術で)緻密に測定しなくてはならない。というわけで二人の学者がフランス各地で諸々の測量を行うわけだが……よりによって当時はフランス革命に始まる激動の時代。
たいへんくだらない話で、実に素晴らしい。
主人公は地球最後の私立探偵。相棒はジーヴス気取りのスーパーコンピュータ。そして依頼人は大富豪の美女。亡夫が密かに造らせた、彼女そっくりのアンドロイドを見つけ出してほしいというのだ。だが、そのアンドロイドは原子力で動き、人間の150倍の怪力と176倍の耐久力と200倍の反射神経(と金髪と巨乳)を備えているのだ!
間の抜けた大仰さがおかしさを醸し出す。しかもクライマックスではもちろん人類の危機を救うのだ! 久しぶりに読んだ私立探偵小説がこんなのですよ。うう。
ちなみに秘書は超能力者……だが、出番が少ないのがもったいないところ。
その席上でちょっと話題になったのが、翻訳物にはたいてい載っている「登場人物一覧」。アレは原書に載っているものではないので、日本側で本を作るときに誰かが作っているわけだ。
大変な作業だと思う。誰を載せて誰を載せないかという取捨選択も悩ましいところだし、どう紹介するかも難しい。特にミステリの場合、下手に正確なことを書くとネタばらしになりかねない。
たとえばロス・マクドナルドだと、「○○○……△△△の父親」なんて登場人物一覧に書かれていても、読んでみると実は叔父でしたとか、どうかすると実は夫でしたなんていう凄まじい展開も珍しくない。
そういえばディーン・R・クーンツの『ライトニング』みたいに、登場人物一覧にとんでもない人名が載っているせいで、なんとなく後の展開を想像できてしまうという不幸なケースも存在する。お話としては大変面白いものだけにもったいない(アレを読むときは登場人物一覧を見ないようにしましょう)。
登場人物一覧に手間がかかっているといえば、キム・ニューマンの『ドラキュラ紀元』シリーズの人物事典。なにしろ実在の人物はもちろん、さまざまなフィクションの登場人物が大挙登場するので、出典を探すだけでも一苦労だろう。しかも文中の人名だけマークしていればいいというものではなく、名前が出てこないけれど実は有名人、というケースもある(チョビ髭を生やしたドイツ軍の伍長とか)。
近年のもので印象深かったのは、マイケル・スレイド『暗黒大陸の悪霊』。登場人物一覧に、なぜかそれぞれの人種まで書かれていたのだ(白人/黒人/その他に分けられていた)。なんだこれはと怪訝に思いながら読み進めるうちに、その必然性が浮かび上がってきたときには心を揺さぶられた。まさかそんな理由で人種を載せていたなんて!
各社の翻訳書で登場人物一覧を作られている皆様、ほんとうにお疲れ様です。
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