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今回はこの4冊。
『デス博士の島〜』を何度も読んでいたせいで原稿が遅れてしまった。毎度のことながら申し訳ございません。何度も読み返したくなるようなものを書くジーン・ウルフが悪いんです(ということにしておこう)。
いわゆる冒険小説ではなかったけれど、変わった印象を残す小説として楽しめた。
第二次大戦末期のアラスカを舞台にした戦争小説ではあるのだけれど、「敵」の姿がほとんど描かれない。なにしろ主人公は不発弾処理要員、彼が追うのは日本軍の風船爆弾なのだ。
「敵」の姿が曖昧な戦争小説は他にもあるけれど、それもたいていは軍隊という組織を描いている。が、この本にはそれもない。組織としての軍隊の姿は希薄で、物語は主人公とエキセントリックな上官と謎めいた占い師の女との三角関係を軸に語られる。
フランス情報機関幹部の立場を利用して副業で私腹を肥やすマングースと、武器商人・戸崎との死闘を描いた連作短編。
「いかにも」な登場人物を配して世界各地を舞台に繰り広げられる罠の仕掛け合いは、安心して楽しめるできばえ。ただ、敵役が主人公を危機に追い込む → 敵役は自分の企みを得々と語る → その隙に主人公or味方が反撃する という「冥土の土産に教えてやろう」パターンを連発させるあたり、ちょっと重みに欠ける。
面白く読めるけれど、この人のベストとは言い難い。
時は第二次大戦末期、舞台はアラスカ。若いベルク軍曹は、日本軍の風船爆弾を秘密裏に処理することを命じられる……。
冒険小説かと思って読み始めた。戦争という状況と厳しい自然を利用して組み立てられているところは冒険小説っぽいけれど、描こうとしているものはそこから少し外れたところにあるような気がする。幻想小説の二、三歩手前で踏みとどまっているような不思議な感触。
見どころは表題作(小説になる前のシノプシスの形ではあるけれど)。言葉への関心の強さも、後期のクイーンらしいモチーフも、どこをとってもクイーンらしい作品。他のさまざまなクイーン作品の顔がちらちら見えてくる。
これから読むもの・読み直すもの
Before...
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● Seemnindunk [ a1h q0q]
● Cdyjgyjf [With input prices contracting the threat of seizure of the..]
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● StevePes [ Почему ? Поставка в короткий срок (партии отгружаю..]