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小説ではなく、第二次大戦前半の、ドイツ空軍による英国本土攻撃、いわゆるバトル・オヴ・ブリテンを扱ったノンフィクション。
上巻のおしまい近くまで読んだけれど、まだ戦いについて直接語ることはなく、英独双方の航空機開発史やその運用体制を説いている。ライト兄弟が云々、なんて話が出てきたり、気の長いことである。
ちなみにカーター・ディクスンが『爬虫類館の殺人』に描いているのは、このバトル・オヴ・ブリテンのさなかに起きた密室殺人。ドイツ空軍がおとなしくしていれば、今日あの名作は存在しなかったかもしれないわけで、歴史的にも重要なできごとですね。
うわあ、なんだこれは。
まっとうに事件が起きて、そいつがちゃんと解決されて、その過程で意外な展開にどきどきしたりびっくりしたり、というのをお望みの方にはおすすめしない。
日本神話の研究だとかポール・マッカートニー死亡説だとかフェティシズムとか、さらには唐突に描かれる(本当に唐突だ)女刑事の生い立ちだとかをちらつかされながら、五里霧中の物語をひきずりまわされて、ラストシーンに強行着陸。今もまだ少し困惑している。
楽しかったですよ、ええ。
これから読むもの・読み直すもの
初めて書きます。宝島社の「このミステリーがすごい大賞」を見たものです。古山先生が一次選考で選んだ作品がすべて二次選考も通過されたことはすごいと思いました。ここで質問なんですが、一次通過作品で二次に選ばれなかった作品とか結局大賞を取れなかった作品を、作品として最後まで見ることはできないのでしょうか?立ち読みコーナーと推薦コメントで見て気になる作品があったのですが、それは永遠に見れなくなっちゃうのでしょうか?たとえば「虚実の焔」なんていいなとおもったのですが・・・。「落選したけど気になる作品」とかいって宝島社さんの方で発刊してくれるとかいう話はしていただけないのでしょうか?普通の「密室」で決める大賞とは違うのですから、その辺は・・・。この欄に書くことではなかったかも知れませんが、どうしても気になったもので・・・。すみませんでしあ。
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