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『チーム・バチスタの栄光』に続く第2作。舞台は前作と同じ病院で、今度は小児科に関わる事件。
謎のつくりは、前作に比べるとずいぶん小粒。緻密だけど地味。ただし、病院というシステムを描きつつ、多彩なキャラクターを巧みに動かして、緊密なドラマを組み立てている。変人官僚・白鳥をも振り回す警察キャリアも登場し、前作で評価されたキャラクター小説としての面が強調されている。
面白く読める作品だけど、今後はもっと謎解き自体の力でひっぱるものも読みたいところ。それにしても、ある意味『マクロス』みたいな話だった。タイトルのダブルミーニングは秀逸。
9/12分へのコメントがあったので……
これまでも、大賞を受賞しなかったけど本になった作品はいくつかありますね。『そのケータイは〜』とか、昨年だとピエロの話とか。で、そういうものは今後もあるんじゃないでしょうか。今年から復活した読者投票も、もしかしたら影響力があるのかもしれません。
(もうちょっと書き足すかもしれません)
これから読むもの・読み直すもの
1RujZm Thanks for the article.Thanks Again. Really Great.