マンアライヴ / G・K・チェスタトン
訳文がものすごいことになっていると話題の一冊。どういうわけか、私の行動範囲内の書店では未だに見つからない。
くだんの訳文に関する意見でいちばん感心したのが、「あの訳文は暗号で、実は極秘情報が隠されている」という仮説(mixi内の記述なのでリンクはしない)。
しかしどんな秘密が隠されているのだろうか。
- 「ムーン・クレサントの奇跡」はNASAが捏造したものだった(月には大気がないので、例の音が聞こえるのは不自然)。
- 「折れた剣」のセント・クレア将軍は実は戦死しておらず、アルゼンチンに脱出して、第四帝国による世界征服をたくらんでいる。
- 『木曜の男』の秘密結社を率いる議長の正体は、英国政府と密約を結んだエイリアン。
- 『ブラウン神父の秘密』ではスペインにいるフランボウ、実はnice red costumeに身を包んで異端審問官として活躍していた(創元推理文庫の『ブラウン神父の秘密』がかつて赤い表紙だったのは、この事実を暗示している)。老婦人にクッションを押しつけて "Confess!" と迫るフランボウ。
……というくだらないことしか思い浮かばなかった。実物が手に入らないせいで妄想だけが膨れあがってゆく。まるでチェスタトンの巨体のように。
Wisdom denotes the pursuing of the best and by the least means.
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