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小学生による小学生の遺体損壊事件。そんなショッキングな事件が起きた小学校で、九年を経て再び似たような事件が……という物語。
事件がネットで話題になっていて、専門に取り上げるサイト群が存在する……というあたりからしても、扱っている領域は『quarter mo@n』に近い。
たまたまTVで放映されているのを見た。
今回の敵役は北朝鮮の軍人。なぜか北朝鮮の軍事施設に日本の兜や日本刀が飾られていたが、そんなことがどうでもよくなってしまうくらいの豪快な展開にただ笑って圧倒されるばかり。
北朝鮮はこの映画に抗議したらしいが、おそらく金正日が登場しないからではないか。「チーム・アメリカ」みたいに重要な役にすればよかったのに。クライマックスはサイボーグ化した金正日とボンドの死闘とか。
しかし最も笑ってしまったのは作品本体ではなく、終了後の「この作品はフィクションであり、実在のものとは関係ありません」というおことわり。呆れながら笑ってしまった。いや、あのね……。
きわめて精緻に組み立てられたバカなお話。メインの宝くじ争奪戦に加え、田舎町の「奇蹟」ビジネス(涙を流すインチキ聖母像などなど)や広大な森林をめぐる買収話などが絡み合うプロットは決して単純なものではないが、個性の強いキャラクターのおかげで分かりやすいものになっている。
それぞれのキャラクターが好き勝手に動き回っているようでいながら、最後はパズルが完成するかのように個々のサブプロットが落ち着くべきところに収束する。八方破れに見えて、実はしっかり計算されている。読む側はその巧妙さに圧倒されることもなく、バカバカしく愉快な展開を楽しむばかり。
世の中、上手いけれど上手さが目立ってしまう作品も多い(私にとってはトマス・H・クックの一連の『〜の記憶』なんかがそうだ)。それに比べると、もはや技巧を読者に意識させないのがハイアセン。素晴らしい。
現在、amazon.co.jpの本のおすすめがアレグザンダー・ケントと吉田戦車で埋め尽くされている。すすめられるのは身に覚えがないこともないのだが、どういう組み合わせだ……。
で、ようやくそれ以外の本が出てきたと思ったらこんなのでした。
吉田戦車の次はドイツ戦車。
民兵組織(?)“ホワイト・レベル・ブラザーフッド”が改名にいたるくだりなどがたいへんバカバカしくてよい。
ちなみに「NATOの共産主義者」によるアメリカ侵略を警戒する白人優越論者が出てくるが、彼らの妄想はハイアセンが話を面白くするために考えたものではない。実際にそういう陰謀の存在を信じている人がアメリカに存在し、いっしょうけんめい武装していたりするのだ。
例えばこんな人。
● novostroyka63Bek [[b][/b] ]
ミニチュア/境界線/贋物/蒐集 というキーワードに沿って、引用してみたくなるような風変わりなエピソードや小説の一部分をいくつも並べている。この本自体がある種の蒐集の産物と言えるかもしれない。
● calgary social media [そのような意味&#..]
これから読むもの・読み直すもの
Before...
● 単二 [そ、それってすでに別の生物なんでわ。(^^;;;;; すげーぞ007(爆) それはともかくボンドガールよか悪者のイ..]
● 伊藤致雄 [神の血脈の作者です。こんばんわ。伊藤です。伊東ではありません。それはともかく読後感がありませんね。読めましたか?]
● ふるやま [お名前の件、大変失礼いたしました。しばらく前に読み終えたのですが、読後感のほうはしばしお待ちを。]
● lowes coupon [そのような意味&#..]
● happy days [My spouse and i were so contented when Emmanuel managed to..]