■南紀白浜に
二泊三日で行ってきました。
泊まった宿の一角に「図書コーナー」なんてのがあって、そこでフレドリック・ブラウンの短編集やらE・S・ガードナーの短編集(レスター・リースもの)やら泡坂妻夫のエッセイやらを読んでいた。ミステリマガジン新刊評で取り上げる予定の本を持っていったけれど、意外な伏兵のせいで読書は進まず。
それにしてもあの宿の本はどういう基準でそろえられたものなのだろうか。
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二泊三日で行ってきました。
泊まった宿の一角に「図書コーナー」なんてのがあって、そこでフレドリック・ブラウンの短編集やらE・S・ガードナーの短編集(レスター・リースもの)やら泡坂妻夫のエッセイやらを読んでいた。ミステリマガジン新刊評で取り上げる予定の本を持っていったけれど、意外な伏兵のせいで読書は進まず。
それにしてもあの宿の本はどういう基準でそろえられたものなのだろうか。
ごめんなさい。日付間違えてました。
ガイドブックにちょっと犯罪小説の紹介など書いたのがきっかけで、試写会に行ってきた。キャスト舞台挨拶あり。鈴木京香綺麗。
誇張された派手な表現が楽しい映画だった。演説男・響野(佐藤浩市)が長広舌をふるうさまもしっかり作られていて(銀行襲撃シーン、本当にずっと喋っている)、映画化されたら見たい場面だっただけに満足。
原作との違いで目についたのは、雪子の扱い。原作同様「体内時計の持ち主」なんだけど、映画ではまさに「豪腕ドライバー」そのもの(CG使いまくったカーアクションが多いのですね)。まあ、「体内時計」ってのは映像では扱いにくいのかもしれない。
勢いに任せて細部の辻褄をごまかしちゃったところもあるけれど、まずは原作同様、軽妙にして洒脱なものに仕上がっている。
そういえば、原作のあとがきにこう書かれていた。
九十分くらいの映画が好きです。
そのくらいの長さで、
あまり頭を使わないで済む内容であれば、そちらのほうが好ましいです。(中略)現実味や社会性というものはあってもいいですが、なかったからと言ってあまり気になりません。
まさしくそういう映画でありました。
ちなみに映画のガイドブックはこちら。
これから見ようという方がこの本を入手された場合は、映画を見るまで帯を外さないように(外してもいいけどその下は見ないように)気をつけてくださいね。
何はともあれ鈴木京香綺麗。