【ホラー】
ブライアン・ラムレイ (著), 夏来 健次 (翻訳)
『地を穿つ魔』の続編。
前作の結末から十年。邪神の襲撃に遭い、行方不明となっていたド・マリニーが半死半生で発見された。彼の心に響くのは、離ればなれになったタイタス・クロウの助けを求める声。その声に応えるド・マリニーの助けを得て、ついにクロウは現代の地球に帰ってきた。時間と空間を超えた、クロウの驚異の旅路が語られる……。
クトゥルー眷属邪神群との決戦はまだまだ先。本書では、タイタス・クロウが帰還するまでのオデッセイが語られる。恐竜が大地を闊歩した過去から、人類滅亡後の遠い未来まで。さらには宇宙の彼方に栄える異質な文明との交流も(これがあまり異質な文明という感じがしなくて苦笑。SF向きの作家ではなさそうですね)。
陰謀小説めいた前作とは全く異なる、異境の旅の驚異を描いた物語。小説としてはきわめて荒削りだが、おもちゃ箱をひっくり返したような奔放な楽しさは前作を上回るところも。
『地を穿つ魔』の続編。
前作の結末から十年。邪神の襲撃に遭い、行方不明となっていたド・マリニーが半死半生で発見された。彼の心に響くのは、離ればなれになったタイタス・クロウの助けを求める声。その声に応えるド・マリニーの助けを得て、ついにクロウは現代の地球に帰ってきた。時間と空間を超えた、クロウの驚異の旅路が語られる……。
クトゥルー眷属邪神群との決戦はまだまだ先。本書では、タイタス・クロウが帰還するまでのオデッセイが語られる。恐竜が大地を闊歩した過去から、人類滅亡後の遠い未来まで。さらには宇宙の彼方に栄える異質な文明との交流も(これがあまり異質な文明という感じがしなくて苦笑。SF向きの作家ではなさそうですね)。
陰謀小説めいた前作とは全く異なる、異境の旅の驚異を描いた物語。小説としてはきわめて荒削りだが、おもちゃ箱をひっくり返したような奔放な楽しさは前作を上回るところも。