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Bookstack

2004/01/21(水)

日常

打ち上げ

豆腐料理の店にて『名探偵ベスト101』打ち上げ。もうすぐ重版するそうで、ありがたいことである。

編集者の方から新書館の雑誌「大航海」の最新号をいただく。特集は「ファンタジーと現代」で、たまたまファンタジーの評論などを読んでいたところだったのでこれまたありがたいことでした。

2004/01/20(火)

日常

ネガティヴ

会社の仕事がにわかに大忙し。どうにか読めた本の中では『1421-中国が新大陸を発見した年』が印象に残る。

とある原稿で、編集者から書き換えてもらえないか、と相談される。同社の本についてややネガティヴなことを書いていて、そのくだりを削除できないか、とのこと。問題の本は「愛すべき失敗作」とでも言うべきもので、構成その他にかなり難があるものの、独特の魅力を備えている。原稿でも、その作品がダメであることを述べつつ、あとのほうでおすすめしてみたのだが、そのへんがうまく伝わらなかったようだ。とりあえず、削除は構成上よろしくないので書き直し案を挙げてみた。

[20040106:1/6]にも書いてるとおり、私はこういういびつな作品が結構好き(優劣の評価とは別)で、「このミス」のアンケートにも平気で挙げてしまう。減点法で評価するなら、いい点は取れそうにない作品ばかりだ。

2004/01/19(月)

日常

平日は仕事のほか何をしてたのかよく思い出せない。

なんだか妙に慌ただしかった。

あ、職場の人と飲みに行ったな……。

2004/01/12(月)

日常

産経新聞用読書とかいろいろ。

フューチャー・イズ・ワイルド

科学
ASIN:4478860459ドゥーガル・ディクソン&ジョン・アダムス / ダイヤモンド社

500万年後、1億年後、そして2億年後。人類などとっくにいなくなってしまった遠い未来、地球環境の変化に合わせて、生物がどんな風に姿を変えてゆくのかを想像した光景が描かれる(動物の絵は、おそらくCGを駆使したのだろう)。SFは絵だ、なんて言葉をふと脈絡もなく思い出す楽しい本だ。

表紙の魚みたいな生き物は、魚の2億年後の子孫だ。バックには海と空が描かれているけれど、彼らの生きる場所は、実は海じゃない--空のほうなんだ。陸上の動物たちが大量絶滅した後の世界で、魚たちは思いもよらない進化を遂げている。

この本の中で繰り返し強調されるのは、次の三つの学説だ。
  • 生物は、環境に適応してその姿を変えてゆく。
  • 生態系のどこかに空きが生じると、別の生き物がその空席を埋める。
  • ときどき、大量絶滅が起きる。
これらの組み合わせが、次々と地球に暮らす生き物の姿を変えてゆく。かくして2億年後の地球の森では、意外な生き物が森の中を駆け回っている。いわれてみれば、たしかに樹上生活になじみそうな身体の持ち主だ。

読み終えてから、ふと気になった──2億年後も、ゴキブリはやっぱりあの姿で地上を這い回っているのかな?