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2006/02/25(土) 東東京ミステリパーティ

日常

六本木にて。大変楽しい夜でした。幹事の皆さま、お世話になりました。

2006/02/24(金)

日常

[]ながい眠り / ヒラリー・ウォー

ISBN:4488152074

警察小説であると同時に本格ミステリでもある、というのは解説にもあるとおり。丹念に手がかりを追って、曖昧な部分をひとつひとつ潰してゆく捜査活動の末に浮かび上がる意外な真相。読後、思わず最初のページに戻って読み直してみたくなる作品だ。

2006/02/20(月)

日常

そろそろ復調

体調も持ち直したし原稿も書き終えたし……というわけで、そろそろこちらを放置するのもおしまいにしよう。

読んだ本の記録はだいぶ漏れがあるし、日付も不正確になると思うけれど。

[]トーテム / デイヴィッド・マレル

来月刊行の「完全版」の解説執筆用に再読。

旧版はいろいろなところを削った短縮版。完全版の方は、田舎町のパニックを描くことよりも、主人公と事件との向き合い方に重点を置いていて、冒険小説として楽しめる。何より人物描写が深化しているので、旧版よりも心に響く小説になっている。

あと、クライマックスが全然違う展開に。旧作を読んだ方も、完全版を読んだ方がいいと思う。

[]血の誓い / デイヴィッド・マレル

これ以外も、マレルの旧作をいろいろ読み返していた。ちなみに本書の主人公は作家で、その父親は第二次大戦で戦死……と、マレルの境遇そのまんま。「読者を楽しませること」に徹していながらも、何かと自身の姿を投影する人なのだ。

[]最後の喝采 / ロバート・ゴダード

こちらはミステリマガジン新刊評で取り上げた。帯には「異色作」と書いてあったけれど、読んでみればたいへんゴダードらしい作品。

[]殺人ピエロの孤島同窓会 / 水田美意子

第4回このミス大賞・特別奨励賞。「執筆時12歳」というところが目立ってしまって、色眼鏡つきで見られがちな作品である。今後も書き続けてゆくのであれば、作者にとっては重荷かもしれない。

2006/02/13(月)

日常

本業多忙+締切+高熱

ここ2週間ほどを要約すると上記のとおり。

特に先週は寝込んでいたためほとんど本も読めなかった。今日はほぼ1週間ぶりの外出である。

2006/01/27(金)

日常

[]魔術師の夜 / キャロル・オコンネル

下巻に入ると徐々に物語のテンポが上がる。気がついたら読み終えていた。

たぶん単独でもそれなりに楽しめるはずだが、シリーズを順に追ってきた読者向けの作品だろう。

さまざまなジャンルの衣装をまとってはいるものの、中心にあるのはキャシー・マロリーという主人公の存在。ラストの格好いい風景などはその象徴だ。

スタイルはずいぶん違うけど、ヒロインの存在感に"Elektra"あたりを連想した。