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『[入手本]』 で検索

2006/06/01(木)

日常

[][]文章探偵 / 草上仁

ISBN:4152087293

左創作は、小説講座の講師を務める中堅ミステリ作家。講座の場では、文章からその作者の性別や年齢、職業などを突き止める芸当を披露する……と、文章をプロファイルする探偵が登場する本格ミステリらしい。

冒頭から、さっそく文章プロファイルの様子が紹介される。シャーロック・ホームズが依頼人のことをあれこれ言い当てるような感じですね。

2006/05/31(水)

日常

[]渋く、薄汚れ。 / 滝本誠

ISBN:4845906880

副題は「ノワール・ジャンルの快楽」。氏の文章は異常に煽情力が強くて素晴らしい。

われわれは〈ノワール〉力を鍛えなくてはならない。敵は存在する。

そんな煽情文体によるノワール談議である。

[]ベータ2のバラッド / 若島正・編

ISBN:4336047391

ニューウェーヴSFのアンソロジー。なぜかミステリマガジン書評で担当することに。収録作品はこんなの:

  • ベータ2のバラッド / サミュエル・R・ディレイニー ※
  • 四色問題 / バリントン・J・ベイリー ※
  • 降誕祭前夜 / キース・ロバーツ ※
  • プリティ・マギー・マネーアイズ / ハーラン・エリスン
  • ハートフォード手稿 / リチャード・カウパー ※
  • 時の探検家たち / H・G・ウェルズ

※がついているものは初訳。「時の探検家たち」は、「ハートフォード手稿」の補足として収められた“ボーナストラック”。

2006/05/30(火)

日常

[]迷宮惑星トイ / E・C・タブ

ISBN:4488674372

生まれ故郷の「地球」の探索を続けるデュマレスト。その旅を描くシリーズ第三作。前作に続いて殺人ゲームに参加することになるデュマレストの死闘を描く。

2006/05/28(日)

日常

[]夢見る惑星フォルゴーン / E・C・タブ

デュマレスト・サーガ第2弾。昨日出かけたついでに購入。

ISBN:4488674364

題名に反して、フォルゴーンに行くのは後半になってから。前半は惑星ハイヴでの権力抗争が描かれる。抗争の鍵を握るのは、有力者一族のお嬢様。超能力少女でデュマレストに一目惚れという、たいへん素晴らしいシチュエーションである。

このシリーズに出てくるヒロインたちは、どちらかといえば少女に近いのかもしれません。このほうが、日本人には親近感が持てるのではないでしょうか?(訳者あとがき)

わははは。

そういえば昔読んだときには気づかなかったけど、本書の原題は"Derai"。ヒロインの名前をそのままとっているのだ(アンドリュー・ヴァクスみたいだね)。本シリーズにおけるヒロインの重要性がうかがえる。

[]カレンの眠る日 / アマンダ・エア・ウォード

ISBN:4102159517

死刑囚、彼女に夫を殺された女性、そして囚人を診察する医師。死刑執行日に向けて、三人の女性の運命が絡み合う……というお話。

2006/05/25(木)

日常

[]神のはらわた / ブリジット・オベール

ISBN:4151708103

ブラックユーモアたっぷりのサイコ・サスペンスだった『死の仕立屋』の続編。雰囲気は前と同じようである。つまりお下劣変態路線。そもそもオベールはそういう作家であることが、作品が訳されるたびにはっきりしてきた。初期の作品では猫をかぶっていたにすぎない。

『マーチ博士~』あたりを絶賛した人の中には、もう呆れている人も少なくないだろう。が、私は熱烈に支持したい。猫の皮をかぶった変態。もう猫はどこかに捨てたようだが。

[]元気なぼくらの元気なおもちゃ / ウィル・セルフ

ISBN:4309621899

ひねくれ気味の短編集。

[]FLUSH / カール・ハイアセン

ISBN:4652077742

ハイアセンのジュブナイル作品。