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買いました>杉江さん。
東京の地下ですすめられる大規模建設事業の写真集。巨大な地下建設の光景を切り取った写真の合間に、そこに用いられた技術を平易な言葉で解説した文章が挿まれている。
そのスケール感に驚かされる東京の地底風景は、レトロなSFの未来都市といった趣き。淡々と技術を解説する文章の行間からも、驚きがにじんでいる(ように見える)。トーキョー・アンダーであると同時に、トーキョー・ワンダーでもあるのだろう。
帰ってきたら届いていました。どうもありがとうございます。
ヒロインはカリフォルニアに住む、二人の子を持つふつうの主婦。だが、実はバチカン法王庁で育てられ、悪魔退治の技法を身につけたデーモンハンターなのだ!!
……という楽しげなお話。作者はハーレクインでロマンス小説を書いている人。けっこう多作のようだ。
こちらも送っていただいた本。どうもありがとうございます。
りんご園を営む若い夫婦と、高名な画家とその妻。二組の夫婦が織りなす濃密なドラマを描いたものらしい。
1: ♪akira 『先日は突発的にお誘いしてすみませんでした。とても楽しかったです!ぜひ次回の某オフにもいらして下さいませ(^^)。』 (2006/06/12 11:07)
2: ふるやま 『♪akiraさん私も、楽しい時間を過ごすことができてよかったです。次回もぜひまいります。』 (2006/06/12 22:27)
送っていただいた本。ありがとうございました。
1949年の作。新人作家ジャニスと、そのルームメイトとなった中国系の女性。ふたりのヒロインが殺人事件に巻き込まれる……というコージー・ミステリだそうな。
解説をちょっと読んでみたが、作者の生い立ちが劇的である。
幼い頃、祖父をのちにメキシコの革命家となる山賊パンチョ・ビリャに、父親を政敵に殺され、彼女は母親とふたり、さまざまな苦労をしました。
まるでジェイムズ・カルロス・ブレイクの登場人物である。でも作品はコージー。
時は1940年代、私立探偵ポール・パインの一人称で綴るハードボイルド。「栄光」シリーズ第2作。第1作と第3作、そして番外編の『灰色の栄光』は訳されながら、これだけはダイジェストだけの紹介にとどまっていた。
そういえば典型的な私立探偵小説って、長いこと読んでないような気がする。
片腕の私立探偵ダン・フォーチューンではなく、黄金時代の名探偵のひとり。
舞台は1960~70年代の英国。主人公は秘密機関ディオゲネス・クラブのエージェント……だが、彼が挑むのは超自然現象が絡んだ事件であるらしい。カーナッキやジョン・サイレンスといったオカルト探偵もののアンソロジーをきっかけに書かれたようだ。
キム・ニューマンの作品だけに、固有名詞には要注意。何を紛れ込ませてるか分かったもんじゃない。なお、この本での英国は、別に吸血鬼に支配されているわけではなさそう。