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▼ 2005/03/10(木)
■[読書] インディゴの夜
半分読了。一風変わったホストクラブを開いた女性ライター&編集者、そしてホストたちがトラブルシュートに奔走する、という連作短編。
今のところ、キャラクター(主にホストたち)の役割分担があまりはっきりしていないという印象。とはいえ、楽しく読ませる作品である。
■[読書] ニューヨークに舞い降りた妖精たち
スコットランドの妖精たちがニューヨークにやってくるファンタジー。もっとも、妖精たちの一人がケルト風スラッシュを志していたところからもわかるように、古色蒼然とした世界に生きているわけではない。『アルテミス・ファウル』ISBN:4047914193のハイテク妖精ほどじゃないけれど、現代都市に対応できるくらいには近代化しているのだ。
ところで「ケルト風スラッシュ」という言葉でSkycladを思い出した。素人にも分かりやすいケルト風メロディに、スラッシュメタル以外の場ではまったくつぶしの効きそうにないヴォーカルが乗って、けっこうおもしろかった。Celtic Frostは名前こそケルトだがスイスのバンドだし。
▼ 2005/03/09(水) s/エルロイ/ペキンパー/
■[読書] れんげ野原のまんなかで
読了。図書館とか本をネタにしていると、ついつい好意的に見てしまう。これが私だけの現象ではないことは、『死の蔵書』の人気を見ても分かる(あれが古本と無関係な話だったら、あんなに高く評価されただろうか?)。
小さな町の図書館を舞台に、いわゆる「日常の謎」を扱った連作短編集。「心温まる」といった言葉で形容されがちな分野だけれど、実のところこういうタイプの作品こそ悪意の描き方が重要じゃないかと思う(『空飛ぶ馬』なんて、そのあたりが実に巧妙)。苦味があってこそ甘みも引き立つわけで、「みんないい人でした」という話が続くと少々だれてくる。
で、これも基本的には「みんないい人」な話。それは少々物足りないけれど、他愛ないエピソードからだんだん深刻な話へ、という排列の順序はよろしいんじゃないかと思った。
▼ 2005/03/07(月) 耽読者
■[読書]ニューヨークに舞い降りた妖精たち
おくっていただいた本。表紙を見て一瞬固まってしまったが、帯にはニール・ゲイマンの賛辞も載ってるし、なにより作者は『ミルクから逃げろ!』ISBN:4899980353のマーティン・ミラー。これはぜひ自分が読むべき本だ。
でも今日はルッカを読み終えねば。
▼ 2005/03/06(日) アウトローは確定申告をしない
■[読書] 起爆国境
読了。ネガティヴな偏見を抱いていたせいか、そこそこ楽しく読むことができた。厳寒のヒマラヤ山中で大軍勢に追われるというシチュエーションは、もっとじっくり描いてくれてもよかったと思う。
■[読書]耽溺者(ジャンキー)ISBN:4062749823
で、こちらを読み始める。『守護者』にはじまるアティカス・コディアックものの四作目というか番外編。シリーズの重要なキャラクター、私立探偵のブリジットの物語。