▼ 2006/09/06(水)
【日常】
■[読了]聖戦の獅子 / トム・クランシー&スティーヴ・ピチェニック
オプ・センターシリーズの第九作。もともとクランシーの看板を頼りにして始まったシリーズだけど、今ではこっちのほうがクランシー単独名義のものよりも面白い。丁寧な仕事で読ませる作品だ。
舞台はボツワナ。カトリック神父が武装集団に誘拐される。彼らの要求はキリスト教聖職者の国外退去。窮地に立たされたヴァチカンは、アメリカの国家危機管理センター、通称オプ・センターに助けを求める……という物語。
作中のヴァチカンは、予想外の事態に備えて、いざというときにスペインから軍事面での援助を受ける協定を結んでいる。そんなわけで、本書にはスペイン軍特殊部隊が登場する。
そのことには何の問題もないのだが、まさかの時に法王のために戦うスペイン人というと、どうしてもモンティ・パイソンの「スペイン宗教裁判」を思い出してしまうのだ。
もちろん、本書のスペイン軍特殊部隊は赤い服など着ていない(はずだ)し、おばあちゃんにクッションを押し当てたりもしない(はずだ)。武器だってちゃんと数えられる(はずだ)。
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1: ♪akira 2006年09月07日(木) 午前9時49分
ですよね!
私もスペイン宗教裁判と聞くと絶対にこれ思い出します。(笑)
あと、イギリスのNavyというと、あの歌と、水で充満している地下室をイメージしてしまうのがナンです(笑)。
2: 膳所善造 2006年09月07日(木) 午後0時15分
Nobudy expext Spanish Inquisition!!
ですか。
当然、制服はNice Red Costumeなんだろうなぁ
3: ふるやま 2006年09月08日(金) 午前7時14分
♪akiraさん:
そういえば、英国海軍といえばカニバリズムを連想するように刷り込まれてしまったので、帆船もので食事の場面を読むときに困ってしまいます。
膳所善造さん:
残念ながら、彼らは観光客を装って現地に潜入するので、例の服は着ていません。
でも、「観光客にしては動きがきびきびしている。怪しい」と、敵方にマークされてしまう愉快な奴らです。