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2002年12月の日記

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2002/12/09(月)

日常

起きてみれば雪。

雪の帝都といえば、青年将校の決起がつきものである。

そもそも青年将校が決起しないのであれば、帝都に雪が降る意味などないといっても過言ではない。

電車遅れるし。たいした雪じゃないのに。

そんな遅れ気味の電車の中で、恩田陸『ねじの回転』を読み終える。2.26事件当日の東京にやってきて、手探りで歴史制御を

試みようとする未来人たちの物語。なんだか「仕事の現場」のにおいがあふれる雰囲気で、このネタで谷甲州が書いていたらどうなったろう、と想像したくなる。

産経新聞コメント完了。

2002/12/08(日)

日常

某メーリングリストのオフ会。

2002/12/07(土)

日常

HMMの原稿ができあがるわけですが。

2002/12/06(金)

日常

慶応推理研で『グルーム』読書会をやるというので

OB3人で参加。しかも中の一人は文春の『グルーム』担当者。

……あいにく、学生さんにはやや不評でありました。

2002/12/05(木)

日常

オーストラリア大使館へ。

今回オーストラリア作家のミステリ3作が邦訳されたが、その後援がオーストラリア政府なのだとか。

作家による作品朗読などもあったのだが、まさか大使館のホールで、男女がまぐわったりするさまを聞かされるとは思わなかった。

ただ、「オーストラリアのもの」として国籍を強調する意義(オーストラリア側はともかく、読者の側の)はよくわからない。

(書店の店頭で見るかぎりでは、「オーストラリア産」をそんなに強く主張してるわけではないが)

会場でミステリ関係者でない方と話していて思い出したが、グレッグ・イーガンもオーストラリア作家である。

この人の場合、もはや「どこの国の作家か」なんてことはあまり重要ではないのだが。

ちなみに、こういう英米以外の英語圏で気になるのはカナダ。

なにしろ「アメリカの隣」で、制度も文化もアメリカと大きく異なるわけではない(例えば日本と韓国の差異に比べれば、微々たるものだ)。

うかうかしてると自国のアイデンティティが失われてしまうかもしれないのだ。

マイケル・スレイドみたいないかれた作家の小説でも、ときどき微妙な対米感情の発露が見られて興味深い。