■[読書中]トーテム / デイヴィッド・マレル
かつてハヤカワ文庫のモダンホラー・セレクションから出ていた『トーテム』が、もうすぐ創元推理文庫で復刊されるわけですが、その解説を書くことに。そんなわけで、当面マレル仕掛けの明け暮れです。
ちなみに単なる復刊ではない。かつて訳されたバージョンは、マレルの意に添わないまま短縮された版。今回刊行されるのは、後にマレルが復元した完全版である。
ゲラをいただいたので、少しだけ旧版と読み比べてみたが、文章は大きく違う。冒頭の場面からして違う。初読のような気分で楽しめそうだ。
■[入手本]旋風伝 レラ=シウ 一 / 朝松健
こちらも復刊。明治二年の蝦夷地を舞台にしたホラー+ウェスタン。