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2009年7月の日記

2009/07/28(火) 埼玉県に騎馬警察を!

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『このミス大賞』の一次選考結果が公開された。

http://konomys.jp/

そちらに書いたとおりなので、特に付け加えることはないのだが……

『災厄の季節』はマイケル・スレイドみたいな話で、そのため私の評価が甘くなっているかもしれない。だが、仕掛けが読めてしまってもわくわくできる作品ではある。残念なのは、舞台が日本なので捜査するのも普通の警察である、ということ。埼玉県に騎馬警察が存在しないことを嘆く日が来るなんて、思いもしなかった。

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時限捜査

ミステリ
ASIN:4488269036ASIN:4488269044 ジェイムズ・F・デイヴィッド / 公手成幸訳 / 創元推理文庫

予備知識のない状態で読むことをおすすめしたい。
下巻末尾の解説も、致命的なネタばらしをしているわけではないが、読むのは本編読了後にした方がいいだろう。他の新刊案内、あるいは書店で現物を見て気になっていた方は、ここから先も見ない方がいいかもしれない。

アメリカ西海岸の都市、ポートランド。事故で娘を失って、酒浸りから復職した過去を持つ刑事が、幼児ばかりを狙う連続殺人者を追う。その捜査の過程で、奇妙な人物の存在が浮かび上がる。どこからともなく現れては人々に注意を促し、時には事故や事件を未然に防いで人々を救う青い肌の男。この男と殺人者にはどんなつながりが……?

殺人犯を追う刑事の捜査を描いたスタンダードなミステリ……と思ったら、強烈な展開が待ち受けている。帯や裏表紙ではやたらと「家族の絆」みたいなテーマを強調している*1が、確かに間違いではない。主人公はもちろん、中盤から登場するヒロインも、そしてそれ以外の人物も、家族やそれ以外の何かを失った過去を抱えている。喪失感といかに向き合うかというテーマは、無茶な仕掛けの存在にも揺さぶられることのない、本書の大きな柱だ。

ちなみに、この作品の刊行と同じ2009年7月には、別の作家の『無限記憶』という本も出ていて、これは『時間封鎖』という作品の続編。題名が漢字四字で創元の本、という以外は特につながりもないはずだが、なぜか紛らわしい。

*1 : おそらく、無茶な仕掛けの存在を予感させないための心配りだろう。


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2009/07/22(水) ハヤカワ文庫トールサイズ

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 amazonでクリス・ライアンの本のデータを眺めていてふと気になったのだが、トールサイズって「新書」なのか?

 なお、カスタマーレビューでは好評で何よりです。

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2009/07/20(月) 2009-07-20

日常
「このミス」大賞の応募原稿を返送。
宝島社の方は非常に梱包スキルが高く、送られてくるにはいつも原稿がみっしりと詰まっている。原稿を取り出したあとで元通りに詰め直すのにいつも苦労するのだが、やはり今年もそうだった。容積が増減するものでもないのに。実に不思議である。

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2009/07/19(日) 2009-07-19

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皆既日食に関するニュースを見るたびに、なぜかチェスタトンを思い出すのだが、たぶん:

日食 → 観察 → 太陽を直接見てはいけません → 「アポロの眼」

という連想が働いているのだと思う。

最近、なぜかチェスタトンが脳内に進入してくることが多い。『ルシアナ・Bの緩慢なる死』を読んだときもそうだった。こちらもクライマックスの状況がアレと重なるところがあったせいだろうか。

ちなみに『ルシアナ・B~』は、なんでも「奴らの陰謀だ!」と結論づけてしまう陰謀論信奉者の思考回路がうまく再現されていた。

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