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主人公たちの置かれた奇異な状況がおぼろげに浮かび上がりつつ、全貌はまだ見えない。いっぽう日常生活や人間関係の描写はたいへん了解しやすいもので、それだけに状況の奇妙さが際だっている。
見えそうで見えないもどかしさに引きずられてページを繰っている。
えーと。だんだんうかつに説明できないシチュエーションに突入しました。
しばらく前に買ってきて読み始めたのだが、だいぶ間が空いてしまったので仕切り直し。
まだまだ序盤。ごく普通の子供たちの人間関係が描かれる合間に、彼ら・彼女たちの置かれた奇怪な状況がほのかに見えてきたところ……という状態。
買いました>杉江さん。
東京の地下ですすめられる大規模建設事業の写真集。巨大な地下建設の光景を切り取った写真の合間に、そこに用いられた技術を平易な言葉で解説した文章が挿まれている。
そのスケール感に驚かされる東京の地底風景は、レトロなSFの未来都市といった趣き。淡々と技術を解説する文章の行間からも、驚きがにじんでいる(ように見える)。トーキョー・アンダーであると同時に、トーキョー・ワンダーでもあるのだろう。
情動に訴えかけるようなフィクションを、煽動力の高いレトリックを駆使しながら理知的に語る。理と情の緊張感が心地よい……のはいいけど、つい煽られて闇雲に洋書を買ってしまいそうで怖いです。
1: ♪akira 『先日は突発的にお誘いしてすみませんでした。とても楽しかったです!ぜひ次回の某オフにもいらして下さいませ(^^)。』 (2006/06/12 11:07)
2: ふるやま 『♪akiraさん私も、楽しい時間を過ごすことができてよかったです。次回もぜひまいります。』 (2006/06/12 22:27)