■[読書中]トーテム / デイヴィッド・マレル
ひとまずハヤカワ文庫版を再読終了。
こちらはこちらで十分に楽しめる作品だが、確かに端折ったような形跡が見られる構成ではある(後知恵)。登場人物の過去の描き方などはちょっと舌足らずに思えるところも。
怪事件の正体が読者には何となく見えていて、でも登場人物はなかなか気づかず、何人かが気づいても「そんな馬鹿な」と頑強に否定する奴がいて……という「志村うしろうしろ」感ゆえにホラーとして評価されたと思うが、他の作品にも共通する「マレルらしさ」というのはここにも見られる。
■[読書中]魔術師の夜 / キャロル・オコンネル
やっと下巻に。それにしてもずいぶんゆったりしたペースである。話の展開も、私がそれを読むスピードも。
■[入手本]くじ / シャーリイ・ジャクスン
異色作家短編集その6。『蠅』も買おうと思ったら、残った一冊を他の人が手にとってレジに行ってしまった。
■[入手本]瑠璃の契り / 北森鴻
冬狐堂シリーズ新刊。