▼ 2006/05/31(水)
【日常】
■[読了]元気なぼくらの元気なおもちゃ / ウィル・セルフ
手強い本であった。
ザ・ノンス・プライズ
本書のラストを飾る、収録作で最長の一編。「リッツ・ホテルよりでっかいクラック」の後日談。序盤は犯罪小説、中盤からは監獄もの、そして後半はいわゆる「いい話」へと、いくつもの顔を備えている。
小説の賞の選考やら予選やらに関わったことのある人にとっては、なかなか感慨深い一編かもしれない。
■[読書中]カレンの眠る日 / アマンダ・エア・ウォード
で、引き続き監獄ものを読んでいる。死刑囚の女性たちの、妙に普通な日常が印象に残る。しかしこれ、ミステリと呼べる方向に展開するのかどうか、今のところちょっと疑問である。
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