メッセージ欄
2008年1月の日記
▼ 冒険小説で読む第二次世界大戦
【冒険小説】
ミステリマガジン2007年10月号掲載のエッセイから、紹介した作品のリストだけ抽出。なお、タイトルに反して、本格ミステリも混じっています。
■開戦:フランスの崩壊
- ネビル・シュート『パイド・パイパー - 自由への越境』→詳細
- ロブ・ライアン『暁への疾走』
■大西洋の戦争:輸送船団とUボート
記事リスト
- 砂漠の狐を狩れ (2009-02-23)
- Uボート113最後の潜航 (2008-01-08)
- TB-URL http://bookstack.jp/adiary.cgi/01510/tb/
▼ 無頼船長トラップ
【冒険小説】
ブライアン・キャリスン/ハヤカワ文庫NV
第二次大戦下の地中海。トラップ船長とその一味は、戦火をくぐり抜けてボロ船カロン号で密輸に励んでいた。だが、英国海軍の示した報酬に釣られて、北アフリカに向かう枢軸国の補給船を襲う任務を引き受けることに……。
強欲にして陰険、それでいながらなぜかうさんくさい連中に人望のあるトラップ船長のキャラクターが強烈。ひたすら己の利益を追求するトラップだが、人々が「国のため」に戦う時代に、徹底して「俺のため」に動くその姿にはある種の清々しさが漂う。
作者ブライアン・キャリスンはかつて商船に乗っていたせいか、どちらかといえば輸送船側が主役で、それを襲う通商破壊側が敵役、という図式の作品が多い。主人公が「襲う側」というのは珍しいのだが、彼らの乗るカロン号がとんでもないオンボロ船、というあたりでバランスを取っているようだ。
ちなみに、作中ではマルタ島の基地への大規模な物資輸送を試みたペデスタル作戦の様子が描かれており、だいたいの時期がうかがえる。
第二次大戦下の地中海。トラップ船長とその一味は、戦火をくぐり抜けてボロ船カロン号で密輸に励んでいた。だが、英国海軍の示した報酬に釣られて、北アフリカに向かう枢軸国の補給船を襲う任務を引き受けることに……。
強欲にして陰険、それでいながらなぜかうさんくさい連中に人望のあるトラップ船長のキャラクターが強烈。ひたすら己の利益を追求するトラップだが、人々が「国のため」に戦う時代に、徹底して「俺のため」に動くその姿にはある種の清々しさが漂う。
作者ブライアン・キャリスンはかつて商船に乗っていたせいか、どちらかといえば輸送船側が主役で、それを襲う通商破壊側が敵役、という図式の作品が多い。主人公が「襲う側」というのは珍しいのだが、彼らの乗るカロン号がとんでもないオンボロ船、というあたりでバランスを取っているようだ。
ちなみに、作中ではマルタ島の基地への大規模な物資輸送を試みたペデスタル作戦の様子が描かれており、だいたいの時期がうかがえる。
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▼ 2008/01/01(火) あけましておめでとうございます
【日常】
今年もよろしくお願いします。
……といいつつ、現時点ではまだ自サイト内からはリンクされていない状態。
更新通知pingを送る設定にしているので、どこからも見えないということはないはずだけど。
去年の日記は2/14でぱたりと止まっている。本業がやたらと忙しくなってしまい、今もそんな状態が続いている(まあ、年末年始は普通に休んでいるので、忙しいと言ってもたかが知れているのだが)。
久しぶりに会った人に「更新止まっちゃいましたねえ」と言われることも増えたので、CGIも入れ替えて、リハビリとして(?)再開してみる。
……といいつつ、現時点ではまだ自サイト内からはリンクされていない状態。
更新通知pingを送る設定にしているので、どこからも見えないということはないはずだけど。
去年の日記は2/14でぱたりと止まっている。本業がやたらと忙しくなってしまい、今もそんな状態が続いている(まあ、年末年始は普通に休んでいるので、忙しいと言ってもたかが知れているのだが)。
久しぶりに会った人に「更新止まっちゃいましたねえ」と言われることも増えたので、CGIも入れ替えて、リハビリとして(?)再開してみる。
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