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2002/10/24(木) ビール穴

日常
人間の身体にはビール穴というものがある。特にビールを好んで飲む人間の身体には、たくさんのビール穴がある。

ビール穴のはたらきは、概ね脳細胞と同じである。ただしビール穴は、ビールで満たされているときだけ活動する。

人間が飲んだビールは、ビール穴に溜まる。ビールが溜まった穴は活性化し、脳の一部としての活動を開始する。ビールが抜けてしまうと、ビール穴は活動を停止する。

酒飲みの次のような行動は、ビール穴が原因と考えられる。
  • 素面のときよりも弁舌がなめらかになる(一時的な言語能力の向上)
  • 素面だとたどり着けない居酒屋。他の店で飲んだ後なら、簡単にたどりつける(一時的な空間認識力の向上)
  • 昨夜、たっぷり飲んだ後の記憶がない(一時的な記憶力の向上)
  • 飲みすぎてどこかの看板を壊してしまった(脳が身体のポテンシャルを引き出す力の一時的な向上)
  • 酔っ払って、大型免許も持ってないのにそのへんの工事現場にあったダンプカーを動かしてしまった(一時的な理解力の向上)
発見されて日が浅いため、正確なメカニズムの解明については今後の研究が待たれる。

2002/10/24(木)

日常

ミステリマガジンの新刊書評の分担を知らされる。

 この書評コーナー、レギュラーの執筆者は5人で、私は刊行点数が多いときのピンチヒッターという位置にいる(でも、結局3回に2回くらいは動員されているような気がする)。が、今回は刊行点数がやたらと多いらしく、私のほかにあと二人、合計8人という体制で望むもよう。

 私の担当はこれ。

  • 「影」の爆撃機』デイル・ブラウン
  • 『危険な匂いのする男』テリー・ケイ
  • 『髑髏島の惨劇』マイクル・スレイド
  • 『箱の中のユダヤ人』トマス・モラン

 『髑髏島』は私が強く希望したもの。『箱の中のユダヤ人』も、あらすじだけ読んで心をそそられた。

2002/10/23(水)

日常

気がついたら

……腹の上にノートPCを乗せた異常な状態で目覚める。原稿は書きかけ。ビール穴を埋めてから書けばよかったのかもしれない。

出勤途上の地下鉄某駅にて、

突然「駅員さーん」と大声で呼ぶ女性の声。なんだろうと思えば、「このひと痴漢です!」 女の子が痴漢を駅員に突きだすさまを目撃。ジャンルで言えば、毅然とした態度の女の子がハードボイルドで、呆然としながら駅員に連行されていったおっさんがノワールだった。

 ブロック解題をJRの車中で書き上げて、職場に着いてから送信。

 帰途、新井達夫『フィルムノワールの時代』を購入。仙台で飯食ってたときに杉江松恋さんに薦められた本。

 夜、仙台~盛岡でのことをまとめる。それにしても杉江松恋さんは何も誇張しなくても話の種にしやすい人である。大森望さんに「だれかこの人を探偵役にしてシリーズを書けばいいのに」と言われるだけのことはある。

2002/10/22(火)

日常

古本屋で

デイヴィッド・ボーマン『ぼくがミステリを書くまえ』を購入。

ブロック解題の残りを書くはずが、つい『望楼館追想』を読みふけってしまう。これはまずいと思って断腸の思いで1章を読み終えたところでストップ。

で、原稿を書くつもりが……

2002/10/21(月)

日常

会社でのんびりすごす(仕事しろ)。


帰宅後ものんびり過ごす(原稿書け)。