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2002/10/24(木) ビール穴

日常
人間の身体にはビール穴というものがある。特にビールを好んで飲む人間の身体には、たくさんのビール穴がある。

ビール穴のはたらきは、概ね脳細胞と同じである。ただしビール穴は、ビールで満たされているときだけ活動する。

人間が飲んだビールは、ビール穴に溜まる。ビールが溜まった穴は活性化し、脳の一部としての活動を開始する。ビールが抜けてしまうと、ビール穴は活動を停止する。

酒飲みの次のような行動は、ビール穴が原因と考えられる。
  • 素面のときよりも弁舌がなめらかになる(一時的な言語能力の向上)
  • 素面だとたどり着けない居酒屋。他の店で飲んだ後なら、簡単にたどりつける(一時的な空間認識力の向上)
  • 昨夜、たっぷり飲んだ後の記憶がない(一時的な記憶力の向上)
  • 飲みすぎてどこかの看板を壊してしまった(脳が身体のポテンシャルを引き出す力の一時的な向上)
  • 酔っ払って、大型免許も持ってないのにそのへんの工事現場にあったダンプカーを動かしてしまった(一時的な理解力の向上)
発見されて日が浅いため、正確なメカニズムの解明については今後の研究が待たれる。

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