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シャトゥーン ヒグマの森

ミステリ

[]増田俊成 / 宝島社

ISBN:4796656391 巨大にして獰猛、しかも狡猾。そんな地上最強の動物・ヒグマが、山小屋に逃げ込んだ人々を襲う。

 ヒグマと人間の死闘に的を絞った作品。飢えた野獣の、人間を圧倒する力の強さと、狩りに特化した知性の冴えが心に残る。

 ちなみに応募原稿の段階では、ヒロインの生い立ちにもドロドロしたエピソードが満載されていたのだが、書籍化に際してそのへんはばっさりカットされている。最初に読んだときよりも引き締まった感じ。

 それにしてもヒグマは強い。本書におけるその強さはもはや怪物と呼んでもいいだろう。怪物小説は大きく「でっかいのが一匹」と「ちっちゃいのがたくさん」に分けられるが、これは前者の傑作である。

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2007/02/14(水) 2007-02-14

日常

近況

気がつくと2月も半ば。最近は...

  • 某賞下読み
  • アフガニスタンのアレに続けて要塞の本を数冊読む(荒巻義雄の作品は読んでません)
  • シリーズものをまとめ買いしたため、本の置き場に苦慮

といった日々を過ごしております。

バレンタイン

勤務先でも儀礼的にチョコレートの授受がなされたわけですが、今年は生まれて初めて男性にチョコレートを渡しました。

  • 私と同じ部署で、ひとり他の事業部に常駐している♂がいる
  • たまたま出張でそこに出向くことになった
  • 同部署の女性陣から「これを渡してきて」と託された

という単なる伝書鳩で、これまでとは違う嗜好にめざめたとかそういうアレではありません。

とはいえ、こんな日に男性にチョコレートを渡すというのも希少な経験ではあるので書きとめておく次第。


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