■この狂った世界
杉江松恋氏が息を荒くして推奨していた『ジェニファー・ガバメント』を読み始める。
まだ始めの方しか読んでないけど、背景世界の狂いっぷりは戸梶圭太『さくらインテリーズ』終盤や、フレデリック・ベグベデ『¥999』を連想させる。
2003年12月の日記
杉江松恋氏が息を荒くして推奨していた『ジェニファー・ガバメント』を読み始める。
まだ始めの方しか読んでないけど、背景世界の狂いっぷりは戸梶圭太『さくらインテリーズ』終盤や、フレデリック・ベグベデ『¥999』を連想させる。
夜は早慶交歓会……という名称であちこちの大学のミステリ関連のクラブのメンバーやOBなどが入り乱れる会に。慶応の学生なんてほとんど見かけなかったのだが。
今日もまた杉江松恋/福井健太/与儀明子と遅くまで深酒。
という件名のメールが届いて驚く。
このメールをきっかけにソロモン王の秘宝と日本人の起源とアメリカの中東政策にかかわる巨大な陰謀に巻き込まれたりすると大変なのだが、もちろんそんなことはなく、ある古書店からの「注文してた本を発送したからよろしくね」というお知らせだった。
どういう本を注文したのかは推して知るべし。ちなみに私は陰謀理論の本を読むのは大好きだが信奉者ではない。念のため。
をパラパラめくっていた。おしまい近くに、インド人の少女が自殺するエピソードが語られる。彼女はなぜか生理が始まるのを待って自殺するのだが、その理由がちょっとした短編ミステリになりそうな面白いもの(ってのも不謹慎だが)だった。……もちろん、そういう趣旨の本ではないのだが。