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フューチャー・イズ・ワイルド

科学
ASIN:4478860459ドゥーガル・ディクソン&ジョン・アダムス / ダイヤモンド社

500万年後、1億年後、そして2億年後。人類などとっくにいなくなってしまった遠い未来、地球環境の変化に合わせて、生物がどんな風に姿を変えてゆくのかを想像した光景が描かれる(動物の絵は、おそらくCGを駆使したのだろう)。SFは絵だ、なんて言葉をふと脈絡もなく思い出す楽しい本だ。

表紙の魚みたいな生き物は、魚の2億年後の子孫だ。バックには海と空が描かれているけれど、彼らの生きる場所は、実は海じゃない--空のほうなんだ。陸上の動物たちが大量絶滅した後の世界で、魚たちは思いもよらない進化を遂げている。

この本の中で繰り返し強調されるのは、次の三つの学説だ。
  • 生物は、環境に適応してその姿を変えてゆく。
  • 生態系のどこかに空きが生じると、別の生き物がその空席を埋める。
  • ときどき、大量絶滅が起きる。
これらの組み合わせが、次々と地球に暮らす生き物の姿を変えてゆく。かくして2億年後の地球の森では、意外な生き物が森の中を駆け回っている。いわれてみれば、たしかに樹上生活になじみそうな身体の持ち主だ。

読み終えてから、ふと気になった──2億年後も、ゴキブリはやっぱりあの姿で地上を這い回っているのかな?

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2004/01/10(土)

日常

渋谷にて泥鰌を食す。

どういうわけか慶応大学推理小説同好会の恒例行事となっていて、OBは赴いては金をはがれることになっている。

前回も行くつもりだったんだけど、『名探偵ベスト101』の打ち合わせがあったので……とか言ってたら、実はあの本を買ってくれた後輩がいた模様。ありがたいことで。


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