メッセージ欄
▼ 2006/09/26(火)
■マンアライヴ / G・K・チェスタトン
訳文がものすごいことになっていると話題の一冊。どういうわけか、私の行動範囲内の書店では未だに見つからない。
くだんの訳文に関する意見でいちばん感心したのが、「あの訳文は暗号で、実は極秘情報が隠されている」という仮説(mixi内の記述なのでリンクはしない)。
しかしどんな秘密が隠されているのだろうか。
- 「ムーン・クレサントの奇跡」はNASAが捏造したものだった(月には大気がないので、例の音が聞こえるのは不自然)。
- 「折れた剣」のセント・クレア将軍は実は戦死しておらず、アルゼンチンに脱出して、第四帝国による世界征服をたくらんでいる。
- 『木曜の男』の秘密結社を率いる議長の正体は、英国政府と密約を結んだエイリアン。
- 『ブラウン神父の秘密』ではスペインにいるフランボウ、実はnice red costumeに身を包んで異端審問官として活躍していた(創元推理文庫の『ブラウン神父の秘密』がかつて赤い表紙だったのは、この事実を暗示している)。老婦人にクッションを押しつけて "Confess!" と迫るフランボウ。
……というくだらないことしか思い浮かばなかった。実物が手に入らないせいで妄想だけが膨れあがってゆく。まるでチェスタトンの巨体のように。
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▼ 2006/09/14(木)
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▼ 2006/09/12(火)
1: 2006年09月13日(水) 午前11時25分
初めて書きます。宝島社の「このミステリーがすごい大賞」を見たものです。古山先生が一次選考で選んだ作品がすべて二次選考も通過されたことはすごいと思いました。ここで質問なんですが、一次通過作品で二次に選ばれなかった作品とか結局大賞を取れなかった作品を、作品として最後まで見ることはできないのでしょうか?立ち読みコーナーと推薦コメントで見て気になる作品があったのですが、それは永遠に見れなくなっちゃうのでしょうか?たとえば「虚実の焔」なんていいなとおもったのですが・・・。「落選したけど気になる作品」とかいって宝島社さんの方で発刊してくれるとかいう話はしていただけないのでしょうか?普通の「密室」で決める大賞とは違うのですから、その辺は・・・。この欄に書くことではなかったかも知れませんが、どうしても気になったもので・・・。すみませんでしあ。
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▼ 2006/09/06(水)
■[読了]聖戦の獅子 / トム・クランシー&スティーヴ・ピチェニック
オプ・センターシリーズの第九作。もともとクランシーの看板を頼りにして始まったシリーズだけど、今ではこっちのほうがクランシー単独名義のものよりも面白い。丁寧な仕事で読ませる作品だ。
舞台はボツワナ。カトリック神父が武装集団に誘拐される。彼らの要求はキリスト教聖職者の国外退去。窮地に立たされたヴァチカンは、アメリカの国家危機管理センター、通称オプ・センターに助けを求める……という物語。
作中のヴァチカンは、予想外の事態に備えて、いざというときにスペインから軍事面での援助を受ける協定を結んでいる。そんなわけで、本書にはスペイン軍特殊部隊が登場する。
そのことには何の問題もないのだが、まさかの時に法王のために戦うスペイン人というと、どうしてもモンティ・パイソンの「スペイン宗教裁判」を思い出してしまうのだ。
もちろん、本書のスペイン軍特殊部隊は赤い服など着ていない(はずだ)し、おばあちゃんにクッションを押し当てたりもしない(はずだ)。武器だってちゃんと数えられる(はずだ)。
1: 2006年09月07日(木) 午前9時49分
ですよね!
私もスペイン宗教裁判と聞くと絶対にこれ思い出します。(笑)
あと、イギリスのNavyというと、あの歌と、水で充満している地下室をイメージしてしまうのがナンです(笑)。
2: 2006年09月07日(木) 午後0時15分
Nobudy expext Spanish Inquisition!!
ですか。
当然、制服はNice Red Costumeなんだろうなぁ
3: 2006年09月08日(金) 午前7時14分
♪akiraさん:
そういえば、英国海軍といえばカニバリズムを連想するように刷り込まれてしまったので、帆船もので食事の場面を読むときに困ってしまいます。
膳所善造さん:
残念ながら、彼らは観光客を装って現地に潜入するので、例の服は着ていません。
でも、「観光客にしては動きがきびきびしている。怪しい」と、敵方にマークされてしまう愉快な奴らです。
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