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2004年5月の日記

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2004/05/18(火)

日常

木曜日に生まれた子ども

ISBN:4309204066

なかなかいい話。地底の描写はあまり出てこないけど、素敵な地底小説だ。穴好きの人におすすめ。

ところで「いたちごっこの様相を呈する韓国の海賊版ソフト摘発」(http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20067244,00.htm)がなかなか壮絶なことになっていて、つい笑ってしまった。ここまでするくらいなら、普通に買ったほうが結局はコストを抑えられるんじゃないか? もはや意地の問題になってるような印象を受けた。

2004/05/17(月)

日常

『奇術師』を読む

ISBN:4150203571

私が好む小説は「いかがわしさ」を抱え込んでいるのだ、と改めて感じた。

2004/05/16(日)

日常

勢いでこんな本を買ってみた。

ISBN:1840463872

表紙は違っているけれど、20年近く前に流行ったゲームブックの一冊、『火吹山の魔法使い』である。かつて教養文庫で邦訳が出ていた。ちなみにこの本は浅羽莢子訳。当時は西洋風異世界ファンタジーというものが今ほど浸透していなかったからだろうけど、カタカナを極力使わず、武器や怪物の名前も極力日本語にしていて、独特の雰囲気を作り上げている。

http://www.fukkan.com/bookhist.php3?no=343 によると、日本でも、扶桑社から復刊の予定があるらしい。そういえば、東京創元社から刊行されていたゲームブックの何冊かは、すでに創土社から復刊されている。

そういえば松坂健さんにお会いしたときに、このシリーズの翻訳の話を聞かせていただいたことがある(松坂さんは『運命の森』ほか数冊を訳されている。『サムライの剣』なんて珍品も)。すべての分岐を図にまとめたりと、通常の本とは違う苦労があったそうだ。

……とここまで書いてから検索してみたら、「冒険記録紙」というサイトを見つけた。

※追記:その後『火吹山の魔法使い』は無事復刊された。

ISBN:4594049095

2004/05/15(土)

日常

倉庫に預けるため

部屋にあふれる本をに詰めている。が、途中で「そういえばこんな本も持っていたな」と読みふけってしまうので作業が進まなくて困っている。

で、そうやっているうちに、霞流一とクレイグ・トーマスには「題名に動物の名前を入れるのが好き」という共通点があることに気づいた。「クレイグ・トーマスはイギリスの霞流一」とか書いておくと、バカミスに飢えたうっかりさんが『闇の奥へ』なんかを手に取ったりしないかなあ。無理か。

ちなみに共通して使われている動物は、

  • 虎(『スティームタイガーの死走』『ジェイド・タイガーの影』)
  • 狐(『フォックスの死劇』『ファイアフォックス』)

……なんてことをして遊んでるうちに、小説すばる新人賞下読み第二弾の段ボール箱が。

2004/05/13(木)

日常

『これだけは知っておきたい名作ミステリー100』

本が届いた。

ISBN:4901722301

ミステリーの定番100冊を紹介するブックガイドで、私はそのうち4本だけ執筆した。