▼ 地下鉄
【地底小説】
かつて通勤に地下鉄を利用していたせいか、地下鉄が舞台の小説がなにかと気になる。
ロンドンやニューヨークの地下鉄は、ミステリやホラーでもしばしば舞台として取り上げられている。東京の場合、すぐに思い浮かぶのは荒俣宏『帝都物語』の地下鉄建設エピソードくらいだけど。
地底全般については地底小説を参照。
ロンドンやニューヨークの地下鉄は、ミステリやホラーでもしばしば舞台として取り上げられている。東京の場合、すぐに思い浮かぶのは荒俣宏『帝都物語』の地下鉄建設エピソードくらいだけど。
地底全般については地底小説を参照。
■地下鉄小説リスト
見つけたり思い出したりしたら随時追加します。東京
- 『帝都物語』荒俣宏
- 時は大正。地下鉄の建設現場を脅かす魔物たち。そこに投入された近代兵器とは……?
ロンドン
- 『トンネル・ヴィジョン』キース・ロウ
- 1日でロンドンの地下鉄のすべての駅を踏破できるか? 無謀な勝負に新婚生活を賭けてしまった男の、冒険の一日。
- 『ネバーウェア』ニール・ゲイマン
ニューヨーク
- 『地下鉄サム』ジョンストン・マッカレー
- 地下鉄専門のスリの名人の物語。ユーモラスなコント集。
- 「ミッドナイト・ミートトレイン」クライヴ・バーカー
- 戦慄のデビュー作。
- 「地の底深く」R.B.ジョンソン
- 『闇の果ての光』ジョン・スキップ&クレイグ・スペクター
- 酔っぱらったオタクどもが、地下鉄で暴れる吸血鬼と渡り合う!
- 『マンハッタン狩猟クラブ』ジョン・ソール
- 地底で人知れず繰り広げられる「狩り」。無実の罪で捕らえられ、狩りの標的にされてしまった青年の運命は……→詳細
その他
- 「地下鉄ジャック」ジョー・R・ランズデール
- ゴッサムを恐怖に陥れる連続殺人鬼とバットマンの死闘。→詳細
■おまけ:東京の地下鉄
東京の地下鉄に関しては、小説よりも『帝都東京・隠された地下網の秘密』が強烈だった。何が言いたいのか分かりにくい文章のせいか、妙に陰謀の香りが色濃く感じられるのもいい。面白いんだけど、すべてを真に受ける気にはなれない本だ。
そういえば、こんなのもあった。
新橋駅のシーンが忘れられない。
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▼ 地底小説
【地底小説】
洞窟や地下道なんぞを舞台にした小説。
「英国地底魂」にも書いたとおり、イギリス人は地底モノを好んで書く、というイメージがある(そんなイメージを抱く人はあまりいないのかもしれないが)。江戸川乱歩や横溝正史も、地底だの洞窟だのを書くのが大好きですね。
で、私はそういうのを読むのが大好きです。
「英国地底魂」にも書いたとおり、イギリス人は地底モノを好んで書く、というイメージがある(そんなイメージを抱く人はあまりいないのかもしれないが)。江戸川乱歩や横溝正史も、地底だの洞窟だのを書くのが大好きですね。
で、私はそういうのを読むのが大好きです。
■リスト
地下鉄の話は別項に移した。※右の「ユーゴスラビア/天然」などの記述は、所在地と、天然のものか人工のものかの区分。人間以外のものが作った場合は「人工(人間外)」としておいた。
- 『ポセイドンの涙』安東能明 青函トンネル / 人工
- 『海賊オッカムの至宝』プレストン&チャイルド 米国メーン州沖 / 天然+人工
- 『カタコンベ』神山裕右 新潟 / 天然
- 『木曜日に生まれた子ども』ソーニャ・ハートネット オーストラリア/人工
- 『大洞窟』クリストファー・ハイド ユーゴスラビア/天然
- 『地下洞』アンドリュー・ガーヴ ウェスト・カンブリア/天然
- 『地底探検』ジュール・ヴェルヌ アイスランド?/天然
- 『地底迷宮』マーク・サリヴァン アメリカ/天然
- 「地軸二万哩」小栗虫太郎 アフガニスタン/天然
- 「地底獣国」久生十蘭 沿海州~千島/天然
- 『地底獣国の殺人』芦辺拓 アララト山中/天然(住人あり)
- 『地底の世界ペルシダー』エドガー・ライス・バロウズ /天然(住人あり)
- 『クリムゾン・リバー』ジャン・クリストフ・グランジェ フランス/天然
- 『シブミ』トレヴェニアン スペイン・バスク地方/天然
- 『洞窟』ジェイムズ・スターツ イタリア/天然+人工?
- 『洞窟』ティム・クラベー 東南アジア?/天然
- 『八つ墓村』横溝正史 岡山/天然
- 『影男』江戸川乱歩 東京/人工
- 「赤毛連盟」コナン・ドイル ロンドン/人工
- 『キング・ラット』チャイナ・ミーヴィル ロンドン/人工
- 『アンダードッグス』ロブ・ライアン シアトル/人工
- 『ネバーウェア』ニール・ゲイマン ロンドン/人工(住人あり)
- 『グール』マイケル・スレイド ロンドン/人工
- 『グローリアーナ』マイクル・ムアコック ロンドン/人工(住人あり)
- 『ジョン・ランプリエールの辞書』ローレンス・ノーフォーク ロンドン/天然
- 「シェークスピア奇譚」グレアム・マスタートン ロンドン/人工
- 『スラッグス』ショーン・ハトスン ロンドン郊外?/人工
- 『穴掘り公爵』ミック・ジャクソン イギリス/人工
- 『紙葉の家』マーク・Z・ダニエレブスキー アメリカ東部/不明
- 「狂気の山脈にて」H・P・ラヴクラフト 南極/人工(人間外)
- 「狂気の地底回廊」ブライアン・ラムレイ スコットランド?/人工(人間外)
■履歴
- 2004/10/23 作成
- 2005/08/23 『ポセイドンの涙』追加
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